早いもので、5月がはじまりました。 緑のさわやかな季節にふさわしい、明るく楽しいマガジンをお届けしていきますので、今月も応援のほどをよろしくお願いいたします!
世界的に有名な政治哲学者マイケル・サンデルの新著の邦訳が出る。発売前にも関わらず、その内容が各所で話題になっている。
たしかに無茶苦茶に見えるルールだ。 インターネットでは「道徳に訴えかけているだけ」「ネットの素人が思いつきで考えたもの」「現実に即していない」「表現の幅を狭める」など様々な批判・反対意見がさっそく噴出している。そのどれも一理あるだろう。一方で今回のルールについて「社会を統治する側」の立場で考えると、また少し違った様相が見えてくるようにも思う。 国でも自治体でも、あるいは会社や学校でもそうだが、ある共同体を治めるときには(法律や条例や社則など名称はさまざまではあるが)ルールをつくるものだ。そのルールについて「ルールがあったからといって、常識的な生活を営んでおけばそんなルールを違反するかどうかなど気にせず生活できるものだ」と多くの人は考えている。しかし実際はそうではない。 共同体におけるルールとは往々にして「普通に生活していたら、ほとんどすべての人が大なり小なり破らないといけないが、普段はそれ
インターネットで文章を書いたり、本を出したり、ラジオで喋ったりして生活している者です。御田寺圭などと名乗っていることもありますが、とくに使い分けを意識してなにかをしているわけではありません。
★追記あり(2018年1月6日更新) 2018年は、この社会がひた隠しにしてきた真実が明らかになり、地獄の門がひらく。新年度に「中高年ひきこもり」の全国調査が内閣府によって行われるからだ。 (上図:中高年ひきこもり初調査 内閣府18年度 40~59歳、実態把握へ http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201712/CK2017123102000117.html より) これまで「ひきこもり」として、統計データに計上されていたのは、15歳~39歳のいわゆる「若年層」にかぎられていた(推計では全国におよそ60万人近いひきこもりがいるとされている)。2018年度には、従来の統計には表れることのなかった中高年ひきこもりも調査対象となる。 「中高年ひきこもり調査」は、現代社会のグランドクロスとなる。これまで日本社会が見て見ぬふりをしてきた諸問
ウェブであれなんであれ、自分自身のことを書いたことは、これまでほとんどなかったのだけれど、今回はすこしだけ自分の昔の話をしようと思う。 私は10年近く東京で暮らしているが、東京生まれではない。近畿地方のある街の生まれだ。私は東京にきたばかりのころ、ひどく奇怪な経験をした。日本にいながらにして、いくつもの「国境線」を超えたという経験だ。
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