フォアグラ、ポテト、ブラックガーリックのミルフィーユ。仏中部マラングにて(2016年12月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Thierry Zoccolan 【12月9日 AFP】バターは品薄、ワインの生産量は激減、不運が続くフランスが次に直面するのは何だろう? 大半の家庭でクリスマスにはごちそうとして食卓に並べられる、フランス人にとっては欠かせない食材、フォアグラの不足だ。 フォアグラの生産者団体CIFOGによると、2度の鳥インフルエンザ流行により仏南西部ではカモやガチョウ数百万羽が殺処分され、2015年以降のフォアグラ生産量は44%落ち込んだ。 生産量の減少は価格にも影響しており、パッケージ方法や品質に応じて10~30%上昇した。 フォアグラ不足の前には、バターも危機的状況に陥った。需要が増加したアジア市場にバターの卸売業者らが在庫を投入したことで、国内小売りへの供給量は減り、価格は