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2009年4月23日のブックマーク (3件)

  • Dangerously Beautiful CDS市場の規模 (追記あり)

    CDSの大手ディーラー間市場の取引件数などを報告するMarkit社の2009年第1四半期のレポートが更新された。これによると、月間取引件数の単純平均値は、Lehman破綻後の昨年10月に1社30,000件のレコードを作った後、12月には27,000件程度まで下落、今年に入ってからは25,000件前後で推移している。1ヶ月を20営業日とすると、JPMorganやGoldmanなどの大手ディーラーは現在でも1日平均1,250件ほどの取引を行なっていることになる。 最近2-3年を見ると、この数字は依然として高い水準にある。市場参加者のリスク許容度は低下したままで、破綻や合併などでディーラーの数もEnd Userの数も減少しており、さらには各国の当局による規制の行方も不透明な中で、よくこれだけの数字が維持できるものだなと驚かされた。先週のGoldman等の決算から伺えるように、インデックスCDS取

  • オラクル、サン買収の先には - 漂流する身体。

    サン・マイクロシステムズは間違った方向に行ったと、何回も過去言われてきて、この会社はしぶとく外野の声をこれまで跳ね返してきたのだが、ついに他社の軍門に下る日が来た。買収したのはデータベースの巨人というか、買収で作った企業向け業務ソフトウェアのデパートという方が近いのか、かのオラクルである。オラクルのウェブサイトに行くと、Oracle buys Sunと現在形で高らかに謳われていて、おお、と思ってサンのウェブサイトに行くと、Oracle to buy Sunと微妙なステップバック感があった。いつだって買収はデリケートな問題である。 さて、オラクルはこれまで人事管理のピープルソフトとか、業務用ソフトの会社しか買収して来なかったが、なぜ今回はハードウェアの会社であるサンなのか、あまり頭にすっと入ってくる解説がマスコミに無かった。また、Blogosphereでは、意地の悪い見方で、ローエンドのデー

    オラクル、サン買収の先には - 漂流する身体。
  • 20年度ディスカッションペーパー:金融研究センター

    要旨へ  文へ(PDF:604K) ディスカッションペーパー要旨 包括利益報告の透明性と投資家の合理的期待形成 従来の我が国会計基準では、その他の包括利益(OCI)項目が財務諸表のどこにも表示されないなど、投資家にとって包括利益情報が極めて不透明になっていたため、投資家による将来の利益に対する合理的期待形成(ひいては、効率的な株価形成)が妨げられていた可能性がある。そこで、稿では、株主資等変動計算書の導入前の期間における我が国の一般事業会社の連結貸借対照表の資の部の別掲科目の残高からOCI項目の金額を推定計算し、過去の純利益及びOCI項目の将来の利益(純利益又は包括利益)に対する持続性が株価に効率的に反映されているかどうかをMishkin [1983]テストを用いて検証した。その結果、プール・サンプル及び株式時価総額下位のサブサンプルについては、一部のOCI項目の持続性が市場におい