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ブックマーク / bohemian-style.hatenadiary.org (6)

  • 若者とシニアは安い職を争うが、一旦働けば若者は優遇される。 - 漂流する身体。

    twitter貧困の再生産の話をたまたま紹介してくれた方がいらっしゃって、その話を読むに色々考える所はあったのだが、こういう話は印象論じゃなくて、一度は貧困の真実を数字で掴まないと思考がフワフワするなと思い、簡単にデータを拾ってみることにした。あれこれ調べるとまずは家計調査が世帯収入の代表的調査という事だが、これがクソみたいなデータしか開示していないし、時系列データが長く取れない。困ったなと思って更に探してみると、国税庁が給与所得者のデータを事細かく開示しているのを見つけた。これがめちゃ便利だ。かつ国税なら統計はすごく正確だろう。いつも2月には税務申告の尋常ならぬ面倒くささに敵意を抱く国税庁だが、こういう時はありがたい。 ○収入別分布図 出典:国税庁・民間給与実態統計調査 これはよく見る図じゃないだろうか。データが利用可能な1995年(僕はまだ20歳で労働に従事していない)と2008年の

    若者とシニアは安い職を争うが、一旦働けば若者は優遇される。 - 漂流する身体。
  • 武富士会社更生法考 - 漂流する身体。

    武富士が会社更生法との報道が出ていた。消費者金融の中堅以上では、アエルもクレディアも民事再生法だったが、なぜ会社更生法かと考えてみると、中の人の苦労が偲ばれる。正しい意思決定への正しい第一歩なのだろう。月曜の株価は勿論ストップ安ということで、もともと値段が付いていたことからすれば市場に意外感はあったのだろうが、アコム・プロミス・セゾンと並べてみれば、武富士の株価パフォーマンスが直近悪いことは一目瞭然である。 ノンバンク3ヶ月株価推移 これは3か月のチャートだが、1年でもアンダーパフォームしているのは変わらない。9月14日以降、他の貸金業の銘柄は跳ねているが、武富士への影響は限定的だ。これからしても、市場は織り込みきってはいなかったが、ある程度話は漏れていた or 想定されていたのだと思われる。 会社更生によって武富士は身軽になる。ただ、過払債務をチャラには出来なくて、先行事案だと、民再やっ

    武富士会社更生法考 - 漂流する身体。
  • オラクル、サン買収の先には - 漂流する身体。

    サン・マイクロシステムズは間違った方向に行ったと、何回も過去言われてきて、この会社はしぶとく外野の声をこれまで跳ね返してきたのだが、ついに他社の軍門に下る日が来た。買収したのはデータベースの巨人というか、買収で作った企業向け業務ソフトウェアのデパートという方が近いのか、かのオラクルである。オラクルのウェブサイトに行くと、Oracle buys Sunと現在形で高らかに謳われていて、おお、と思ってサンのウェブサイトに行くと、Oracle to buy Sunと微妙なステップバック感があった。いつだって買収はデリケートな問題である。 さて、オラクルはこれまで人事管理のピープルソフトとか、業務用ソフトの会社しか買収して来なかったが、なぜ今回はハードウェアの会社であるサンなのか、あまり頭にすっと入ってくる解説がマスコミに無かった。また、Blogosphereでは、意地の悪い見方で、ローエンドのデー

    オラクル、サン買収の先には - 漂流する身体。
  • 今にしてリーマンを悼む - 漂流する身体。

    早いものでリーマン・ブラザーズ証券が破綻して、半年が過ぎた。かなりの田舎でも、当時は宿の女将がリーマンリーマン言う位、もの凄い知名度になってた覚えがある。 さてそのリーマン・ブラザーズだが、野村が引き受けたものの、東京オフィスについて、統合がスムーズでは無いという報道を、しばしば目にする。日系の金融機関に転職してきた外資出身の人が悉くぶち当たる問題に突き当たったのだと想像する。日系金融機関は法人営業部隊が強く、ここはプロパー純血なのである。投資銀行では法人営業部隊をカバレッジと呼ぶが、外資系投資銀行では個別商品を担当するプロダクトより、総合営業であるカバレッジの方がすごく強いファームというのは珍しい。むしろ東京のオペレーションがミッドサイズになればなるほど、プロダクトの方が強いことすらある。 外資系投資銀行だと、M&AならM&A、引受なら引受で、売るプロダクト毎にプロフェッショナルが居て、

    今にしてリーマンを悼む - 漂流する身体。
  • バッドバンク・官民ファンド構想から見るアメリカ - 漂流する身体。

    なんか株価は年度末が見えた頃から上がり続けで、全般に金融業界もほっと一息、春うららな感じである。僕も花見に3回も行ってしまった。夜桜の中、酔っ払って騎馬戦をする羽目になるとは思わなかったが・・。 それはともかく、全般にセンチメントが良くなったのは、ようやくアメリカの官民ファンドによる公的資金注入の話が具体化してきたからだろうか。この仕組も、公的資金投入するよ、と昨年の9月に発表してから、ウダウダ半年かかったが、この間相当な議論が行われた形跡はあり、なかなかユニークなものになっている。 一つ目は、レバレッジをもってハイレバ時代の後始末をすることである。住宅ローン不動産担保ローンなどの買取ファンドについては、1:6のレバレッジをFDIC(預保)が保証し、しかも1のエクイティの内、半分を例の70兆円枠の中から出資する。よって、民間投資家からすると、協調投資家とレバレッジに対する保証で14倍のレ

    バッドバンク・官民ファンド構想から見るアメリカ - 漂流する身体。
  • オートオークションの妙味・中古車の闇 - 漂流する身体。

    ここんとこの、Series of 車ネタのトリである。このたびのアウディ・オールロードクワトロ購入は、普通に中古車屋で買うのではなく、オークション代行を頼んだ。オークションと言っても、さすがにヤフオクの事ではない。中古車は、オートオークションと呼ばれる業者間市場があちこちに有るのである。そこで、不動産で言う元付と客付の間が取りもたれる仕組になっている。つまり、僕らが売った下取車は、買ったディーラーや中古車屋が自分で捌けると思えば自社で売るし、そう思わなかったり、暫く売れなかったりするとオートオークションで換金されるのである。そして、そのクルマはその車種を得意としたり、より大規模で販売力のあったりする業者が買い取って、店頭で新たなユーザーに売られていくことになる。オークション代行というのは、このオートオークションに、僕の代わりに参加して、希望のクルマに札を入れてくれる業者のことである。僕には

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