米ハリウッドで、ジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』のフィルム修復作業を行う技術者(2011年4月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/GABRIEL BOUYS 【10月12日 AFP】映画創世記の先駆者として知られるフランス人のジョルジュ・メリエス(Georges Melies)が制作し、現存していないと思われていた幻の映画が発見された。チェコ国立映画アーカイブ(Czech National Film Archive)の研究者らが11日、明らかにした。 発見されたのは、1904年制作の2分間のサイレント映画『奇術比べ(原題:Match de prestidigitation)』。匿名の人物から同映画アーカイブに寄贈された1巻のフィルムで、別の映画の題名が貼られていた。 舞台の奇術師から映像作家になったメリエスは、1896~1912年の間に500本余りの映画を制作。技術やストーリー描写の