都内のライブハウスで「人体の一部を食べる」としたイベントが開かれ、食品衛生法違反の恐れがあるとして管轄する保健所が立ち入り調査を行っていたことが1日、分かった。部位は生存している男性の性器という。実際に食べた客に健康被害は出ていないようだが、“猟奇的”な事案のため、捜査当局も関心を寄せている。 イベントが行われたのは5月13日夜。「性器を食す世紀のイベント」とのタイトルで、主催者の芸術家の男性がライブハウスを借り切った上で、あらかじめ病院で切除したという自らの性器を持ち込んだ。 客はインターネットを介して集められ、入場料は4000円(当日券は4500円)で、2万円を払った5人の特別客が調理された性器を口にする権利を得た。 関係者によると、当日は約70人の客が見守るなか、舞台上にガス台がセットされ、コック姿の調理人が料理を担当。ワインのソースに漬けられた後、部位ごとに分けてそのまま焼い
「あなたが落書きした、333とか777とかね。これはどういう意味?」。七三分けの裁判官がきまじめに質問した。 「数字が3つそろうと大当たりするんです」 ハゲ頭の男がパチンコ台の解説をする。 「確変とは?」 「パチンコ用語です」 東京地裁の法廷で、珍妙なやり取りが続いた。司直の現場で多忙な裁判官がパチンコに疎いのは仕方ないが、噴き出しそうになってしまった。 被告は、ホームレスの千葉康夫(50、仮名)。中学卒業後、日雇い作業員として生計を立てていたが、不況の影響で仕事が減った。最近は隅田川の橋の下で寝泊まりしつつ、東京都台東区の「山谷地区」にある城北労働・福祉センターに通い、求人を探す毎日だった。 5月23日午前11時ごろ、千葉は仕事が見つからず、同センターのロッカールームでヤケ酒を飲んでいた。趣味のパチンコも負け続きで気分がめいっていたのだ。手元には材木に目印をつける仕事で使ったオレンジ色の
旅行予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートが、加盟する旅館やホテルのフェイスブックを一方的に開設し、苦情が相次いでいることが分かった。同社は、飲食店のクーポン類を取り扱う「ホットペッパー」についても、同様のクレームが発生。今回も波紋を呼びそうだ。 「旅館と代理店は対等なのに、リクルートは何かにつけて子会社と勘違いしているような対応ばかり。ファクスを送りつけた翌日から勝手によそ様のフェイスブックを立ちあげるなんて…。どうして、わざわざ信頼を踏みにじるのか」 熊本県内の旅館経営者はこう不満を爆発させる。ご存じの通り、フェイスブックは世界最大のSNS。当人による実名登録が原則で、最近は企業の販促手段などにも積極的に使われている。 事の発端は6月30日。リクルートは加盟施設約2万1000軒に対し、翌7月1日以降に各施設のフェイスブックを「自動生成」するとの通知をファクスした。 そ
あれ、映る? 地上波テレビのアナログ放送が終了した24日正午を過ぎても、アナログを視聴できる“怪現象”に遭った人も多いはずだ。 都内のマンションに住む40代の会社員は「60年近いアナログ放送が終わる歴史的瞬間を見ようとチャンネルをアナログに合わせていたのに、時間が過ぎても見れた。拍子抜けだ」と話す。 この秘密はケーブルテレビ。総務省が昨年2月、全国のケーブルテレビ事業者に、デジタルをアナログに変換して放送を提供するよう要請していたのだ。これが適用されていると、画面右上に「デジアナ変換」の文字が出る。 契約している自覚がなくても、マンションやアパートがサービスに加入していれば、基本的には15年3月までアナログ視聴が可能だ。テレビの大量買い替えを避けるため、ホテルなどが利用している例もある。 一方、アナログ放送終了と同時に総務省の地デジコールセンターには問い合わせと抗議電話が殺到。テレ
「弁護人を全員、解任します」 被告人の言葉に、東京地裁の法廷には緊張が走った。公判開始からわずか5分で弁護団が解任されたのだ。長年傍聴してきたが、こんな裁判は初めてだった。 最初からどこかおかしかった。公務執行妨害という微罪なのに、男女4人の弁護士が並ぶ。開廷時刻を過ぎても被告人が来ない。数分後、黒いスーツ姿の男が手錠をハメられて入廷。やっと裁判が始まった。東京都品川区の大林勝夫(48、仮名)。裁判官に職業を問われると、「資産管理業」とだけ答えて黙秘した。 起訴状が読み上げられた。4月22日、高輪署で建造物侵入容疑で取り調べ中に、54歳の警察官に抵抗。頭突きを2発食らわせたという。ところが、罪状認否で大林は「すべて否認します」とキッパリ。 若い裁判官が「では、弁護人のご意見は?」と尋ねると、大林は「待ってください!」と声を荒らげた。「彼らは父が勝手に選任したので、信頼が置けません。この場で
クーポン共同購入サイト「グルーポン」で購入した粗悪なおせち料理に苦情が殺到した問題で、新社長に現社長の父親が就任予定であることが5日、同社関係者への取材で分かった。 この問題は、飲食店「バードカフェ」などを運営する外食文化研究所(横浜市)が、定価2万1000円(税込)の「謹製おせち」を、500人の購入者が集まった時点で1万500円(同)で販売するというネット通販企画を実施したもの。 予定通り500人が集まったが、購入者の元に料理が届けられたのは指定日の12月31日ではなく、1月1日〜2日と大幅に遅延。しかも、その中身が、事前の広告と大きく食い違っていたことから大騒動になった。 被害者らがネット掲示板に寄せた被害報告によれば、その粗悪さは「まるで家族全員が食べ終わった後のよう」なスカスカの中身で、品数も量も大きく減らされていたというのだ。 こうした事態に、同社の水口憲治社長(42)は
警視庁の機密文書とみられる資料がインターネット上に流出した事件。テロ対策や情報収集にあたる「警視庁外事3課」の機密情報が丸裸にされたことで、日本のイスラム社会に動揺が広がっている。文書に、テロ関係者や「協力者」などとして多くの外国人イスラム教徒の名前が挙がっているからだ。名指しされた外国人は「勝手にテロリストにされ、命の危険さえある」と怒りをあらわにしている。 「私はテロ組織とは何のつながりもない。でもこうなった以上、一生テロリストと誤解されて生きていかなければいけなくなってしまった」 都内に住む北アフリカ出身のイスラム教徒の30代男性はこう憤る。1997年に来日し、現在はレストランを経営。一般市民ながら、流出文書の中でテログループの「事件関係者」としてリストアップ。氏名や年齢、現在の居住地や携帯電話番号などの個人情報が詳述されたことから、ネット上で「テロリスト周辺者」との烙印が押され
祝宴の最中、サンケイスポーツの取材に応じた菊間さんは、「努力すれば、頑張れば、いいことがあるんだとわかりました」と声を弾ませ、「フジテレビの内定をもらったとき以上の感動があります」と笑わせた。退社後、フジ関係者と初めて連絡を取り、笠井信輔アナ(47)は電話口で泣いて祝福。佐々木恭子アナ(37)も喜んだという。 早稲田大法学部を卒業して1995年4月、フジに入社。明るいキャラクターで看板アナウンサーになった。98年9月、番組出演中、緊急脱出用の装備を付けてマンション5階から飛び降りたところ、マットに叩きつけられ、全治3か月の重傷を負ったことも。 「自分が辛い状態にあったとき、弁護士さんの『大丈夫だよ』という一言に救われた」と菊間さん。在職中に弁護士を目指そうと大宮法科に通い出したが、仕事との両立はきつく、ストレスと疲労から声が出なくなって、07年12月に退社。学業に専念し、4年生夜間コースを
貸金業法の完全施行を前に、過払い金請求で荒稼ぎしていたビジネス系弁護士が、今度は敷金・礼金など、昔から絶えない借家トラブルに活路を見いだそうとしている。 背景には、熱血漢で知られる宇都宮健児氏が、日本弁護士連合会の会長に選出されたことがある。 サラリーマン金融問題のパイオニアである新会長にとって、とかく批判のある行き過ぎた過払いビジネスを看過していては、依頼人の弁護士に対する信頼を損なう。 それだけでなく、国の介入を許すことにも繋がりかねず、弁護士の自治が堅持できなくなるとの危機感が生まれた。 そこで、過払い金請求の自主規制を作り、拝金主義に走る一部弁護士の暴走を食い止めようとするが、ビジネス系弁護士もしぶとい。新ビジネスに雪崩を打って参入しようとしているわけだ。 その行き先が、敷金や礼金、更新料など昔から苦情や不満が絶えない賃借トラブル。 とくに敷金は入居時に家賃の1、2カ月
無所属の平沼赳夫元経産相(70)と、自民党に離党届を出した与謝野馨元財務相(71)らが10日に結成する新党の党名が「たちあがれ日本」に決まった。ところが、この党名、少々“問題あり”との指摘も。ひらがなではないが、平沼氏の宿敵である竹中平蔵元総務相の著書名のうえ、草の根保守を呼びかけるネットワークも使用している名称なのだ。 新党名と重なる竹中氏の著書は「立ち上がれ!日本」(PHP研究所)。ジャーナリストの櫻井よしこ氏との対談をまとめたもので、竹中氏が小泉純一郎内閣の経済財政担当相に抜擢された2001年に出版された。 平沼氏は05年10月、小泉首相と竹中氏が推し進めた郵政民営化法案に反対し、自民党を離党した。この前後から、平沼氏と竹中氏は宿敵となり、インタビューで「竹中平蔵は間違っている」「どこの国のために働いているのか分からない人間」「私はかつて『竹中氏は世が世なら火あぶりだ』と言った」
便所とトイレ、どっちがいい? 公共施設などの「公衆便所」の呼称を「公衆トイレ」に改める条例改正案をめぐり、荒川区議会が紛糾している。区は「印象がよい」と呼称変更に前向きだが、区議は「日本語をないがしろにしている」と猛反発。「便所」へのこだわりは何か。反対派急先鋒の浅川喜文区議に聞いた。 −−区は「便所よりトイレのほうがきれいな印象がある」との見解です 「そもそも公衆便所が汚いというイメージになったのは清掃を怠った自治体側の責任。『便所』という言葉に責任をなすりつけるなど、とんでもない。同案を審議した先月23日の委員会では『おかしいよね』と言う区議が多かった」 −−横文字の方がよい印象、との考え方には確かに違和感があります 「たとえば『公衆洗面所』とか、同じ日本語の中で変更を考えるのならさほど問題はない。日本人である以上、日本語は大切にしないと。これは地方議会の存在意義を問いかける問
トヨタ自動車の豊田章男社長(53)は25日午前の米下院公聴会で、不具合に対する対応が遅れたことについて陳謝した。また、取材に詰めかけた報道陣には「トヨタに大いなる責任がある」とも語った。トヨタが訴訟ラッシュに見舞われるのは必至の情勢で、訴訟に伴う損失は最大5000億円に達するとの見方もある。 米国では現在、トヨタを相手取った訴訟を提起すべく、弁護士が原告集めに奔走している。 まずはリコール対象車を中心にトヨタ車による事故などに対する損害賠償請求訴訟が相次ぎそうな気配だ。米安全問題調査会社によると、過去10年間でトヨタ車が突然暴走する事件は約2200件報告されている。米高速道路交通安全局(NHTSA)によれば、急加速事故は死者だけで19人に上る。すでにドライバーの過失が原因とされた人から、トヨタを相手取った訴訟が起こされ、今回の公聴会によって、急激に訴訟が拡大するとみられている。 さら
東京地検特捜部の大物OB弁護士らに“特需”が起きている。民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、テレビや新聞などの解説・分析に引っ張りだこなのだ。「最強の捜査機関」で鍛えた経験と人脈を背景に、一躍、人気コメンテーターになったOBも。気になる、センセイ方の素性と本音に迫った。 「いまはヤメ検(=検事出身)弁護士自体が多く、『特捜部OB』というだけで食べていけるほど甘くはない。テレビや新聞に露出すれば、いい宣伝になる。現役検事にとっても、大物OBに検察の立場を正確に広報してもらえれば、世間を見方に付けることができますから」 こう話すのは、都内で事務所を開業するヤメ検弁護士。 一連の「小沢事件」で、なじみ深いコメンテーターといえば、河上和雄(76)、宗像紀夫(68)、熊崎勝彦(67)の3氏だろう。いずれも東京地検特捜部長を経験した大物だ。 最年長の河上氏は
「法の知識は、使用者の考え方ひとつで、善にも悪にもなります」 司法書士のS・Kさん(27)は、学生時代に、学校からの紹介で司法書士事務所にアルバイトとして入社した。理想に燃えるSさんだったが、目の当たりにした現場の実態は、理想を大きく裏切るものだった。法律を悪用して弱者からさらにお金をむしりとるとんでもない輩が跋扈していたのだ。しかし、そんな現場の空気にやがてSさん自身も染まっていくことになる。 ◇ 僕が司法書士をめざすようになったのは、青年漫画誌に連載された漫画がキッカケです。そこには、職種こそ違いますが、法律を縦横無尽にあやつり、顧客のために身体を張って行動する主人公が出てきます。自分もそんな生き方をしてみたくて、この仕事に就こうと思ったんです。しかし、その事務所で働き出して、本当にびっくりしましたよ。実態は漫画とはまるっきりかけ離れたものでしたから。 アルバイト初日のことです
「これだから自民党は…」なんて声が聞こえてきそう−。鳩山由紀夫首相と自民党の谷垣禎一総裁による直接対決が行われた21日の衆院予算委員会で、自民党の中堅議員が、机に隠れて熱心に携帯メールを打っている姿を夕刊フジのカメラが激写した。 手元をズームインしてみると、「23日土曜日ですが、食事のとき、××さんも同席します。彼女が今度撮る映画で、芸妓上がりの書道家の役柄をやるそうで、貴女の指導を仰ぎたい」などの文字が。 ××には女王様系の某有名セクシー女優の名前が記されていたが、どうやら、ある職業の女性と食事の約束をしており、ついでに知人のセクシー女優の役作りのために一役買おうとする目的のメールのようだ。 谷垣氏の質問が終わり、自民党の3番手が質問中で、やや緩んだ気分だったのかもしれないが、30分ほどメールのやりとりは続いた。 衆院広報課によると、規則ではないものの、議運委員会の申し合わせで、
今年9月、愛知県の県道交差点で自転車を押して渡っていた女性(87)が、無職女性(26)の運転する軽自動車にはねられ、全身を強く打って死亡した。運転していた女性は先月、名古屋地裁で禁固1年4月、執行猶予3年の判決を受けたが、その後、自身のブログに書き込んだコメントが遺族の怒りを買っている。 《おばあさんを轢き殺してしまいまして…。夜だったんですよね、あたしは久しぶりに車が返ってきて、友達の家に遊びに行ったワケです。帰りに対向車線が結構渋滞していた様で(車でかけてたジンの『雷音』を熱唱してたので見てなかった)渋滞していた車の間からおばあさんが出てきたのです。即死です。せっかくの車が台無しです。もう、免許取り消しです。ちくしょー!!》 事故を起こした無職女性は判決が出た当日の先月17日、自身のブログにこう書き記した。女性はこの夏、事故で軽自動車を大破させ、2日前に修理から戻ってきたばかりだっ
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