フランスの新聞社がイスラム教の預言者の風刺画を掲載したことに対して、イスラム系住民の多いロシア南部で1万5000人以上が参加して抗議集会が開かれ、ウクライナ情勢に加えて、風刺画を巡っても欧米への反発が強まっています。 ロシア南部、イスラム系住民の多いイングーシ共和国で17日、フランスの新聞社「シャルリ・エブド」が襲撃事件のあと初めて発行した新聞でイスラム教の預言者ムハンマドを描いた風刺画を掲載したことに抗議する集会が開かれました。 ロシアのメディアによりますと、集会には、地元行政府のトップをはじめ、1万5000人以上が参加し、「アメリカとヨーロッパはイスラム教徒を侮辱するな」と書かれた紙を掲げるなどして抗議したということです。 また、イングーシ共和国に隣接する同じイスラム系のチェチェン共和国でも、指導者のカディロフ氏が19日に50万人を集めて大規模な抗議デモを行うとしており、ロシア南部では