長野県松本市立病院(同市波田)は17日、医師2人が健康診断で胃の内視鏡検査を受けた30~50代の男女計5人(男性1、女性4)に対し、発がん性が指摘される「ホルムアルデヒド」を含む「ホルマリン」を誤って投与したと発表した。5人のうち3人が胃の炎症で一時入院したが、現在は快方に向かっている。 病院によると、5人は13日に内視鏡検査を受けた。女性医師が4人、男性医師が1人にそれぞれ胃などの収縮を抑える薬剤を投与する際、容器を取り違えてホルマリン20ミリリットルを投与した。 前日に女性看護師が薬剤を置く場所に誤ってホルマリンを置いていた。名前を記したラベルは張られていたが、ともに茶色のプラスチック製容器に入っており、医師や同席した看護師も気が付かなかったという。 検査直後に異臭がしたため、医師が誤投与に気付いた。病院は5人に謝罪、血液検査などをしたところ、患者の男性1人と女性2人に胃の炎症が確認さ
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