「コンピュータは再定義されるべき時期に来た」。頓智・(トンチドット)の井口尊仁CEOは断言する。井口氏はiPhone用アプリケーション「セカイカメラ」の生みの親だ。ネットと現実の融合として、世界から注目を集めた。ネットサービスの進化がハードの進化を促すと予言。自らもセカイカメラ専用機を開発中と明かす。 1月の米国家電イベント「CES」では、ネットサービスを前提にしたクライアント機器が一斉に登場した。どう評価するか。 CESには私たちも参加したのですが、なにか視点がずれている気がしましたね。Webのおかげで、今では物の作り方や販売ルートは変わりました。マーケティング手法もプロモーションもそうです。なのにでっかいブースを構えてチャンチャカチャーンとやること自体が、そもそもイケてないんじゃないかと思うんです。 CESは良くも悪くも「金物」を扱っているイベントです。これからのITはこうなる、といっ
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