世界的アニメーション監督の押井守がリスペクトする表現者の"二世"と語り尽くす、不定期連載「押井守の二世対談」が、2年ぶり(!)に登場。第4回のゲストは、『人狼 JIN-ROH』など押井の作品世界に多大な影響を与えてきた、アングラ演劇を代表する劇団唐組主宰にして芥川賞作家である唐十郎の息子、大鶴義丹。高校時代はレーサーを夢見るも、現在は俳優、作家、映画監督として、気がつけば父と同じフィールドにいたという大鶴は、根っからの押井ファンだという。このたび再婚を発表し、押井と同じように今は娘と離れて暮らす彼は、娘を、父を、母を、どう見つめているのか?唐組の紅テント公演で有名な新宿の花園神社からほど近い場所で、運命の初対面! 押井 この二世対談という企画の立案者は僕自身で、当初の予定としては、僕が好きだった表現者──僕らの時代に決定的な影響力を持っていた表現者の息子さんや娘さんが、今という時代をどう生