1978(昭和53)年3月30日、私たちマエタカ野球部は甲子園史上初の完全試合という記念碑的な勝利をいただきました。 月日は流れ、そんな私たちも還暦を過ぎました。あの試合は何だったのか、何度となく聞かれ、自分にも問いかけて参りましたが、いまだにその答えはわかりません。 少なくとも私たちがあの試合で記念碑的な勝利を収めて当然というだけの力量や技術を持ち合わせていなかったことは間違いないことです。それにふさわしい運命的、因縁的、心理的な要素があったこともありません。 野球という奥深く素晴らしい反面、残酷なスポーツゲームの出来事の一つであり、私たちはこれまで周囲の人にずっとそれを言い続けてきました。当時から近しかった人たちにはそれが伝わりますが、そうでない人たちには謙遜としか受けとっていただけておりません。 この先、私たちがさらに高齢化すると記憶の減退もあり、過去の思い出を美化してしまう可能性も
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