BankART Schoolの8回シリーズの講座「ポスト・ワークショップ」の4回目。 なぜ、合宿はよくて、集中講義はよくないのか、 前回の野村幸弘さんの話をもう一度考えてみる。 前提として、人が集い創作する場としてのワークショップでは、 参加者が主体的に関わり、自ら発見していくプロセスそのもの が優先されるので、 プランされた通りに物事が進むことよりも、偶発的な発見が起こることを推奨される つまり、プラン通りに進まないことが、大前提。ワークショップが、結果よりもプロセスを重視する、という命題を掲げるのは、偶発的な発見を推奨しすぎると、結果が保証できないリスクがあるが、それでも、偶発的な発見を最大限に優先する、という哲学を打ち出すために、プロセス重視と言われているのだと思う。 で、集中講義のようなスタイルの場合、偶発的な発見をしばらく寝かせて置いたりする時間のゆとりがない。その偶発的な発見が