「あのさぁ、エビフライのしっぽってさぁ、無駄でしょ? 食べないし。でも、エビフライって、しっぽがないとおいしく思えないもんなんだよ。エビフライは『無駄な存在であるしっぽ』があるからおいしいんだよ。」 これはボクの尊敬する先輩が言ってくれた言葉である。 長い映像作品を作っていたとき、サジェスチョンしてくれた。 つまり、エビフライのしっぽのような無駄な場面を入れろよ、と。観てる人がホッと息が継げる、ちょっとだらけたシークエンスを持てよ、と。あまり内容を濃く詰め込むなよ、と。 それ以来、CMを作るにしても、文章を書くにしても、講演でしゃべるにしても、なるべく「エビフライのしっぽ」を入れるように心がけている。濃くしすぎない。隙を作る。ちょっとだけ本筋と関係ない話をする。 で、人間もいっしょなんだよね。 無駄な部分や隙があった方が魅力的になる。 この前、ある人を前に「あぁオレはなんでこの人のことがこ
2010年9月24日 なつかしさは、何によって引き起こされるのか、年齢によってどのように変化するのか、なつかしさを引き起こすノスタルジア広告(レトロ・マーケティング)の効果はどのようにして起こるのかについて、楠見孝 教育学研究科教授らがまとめた調査結果が、日本心理学会の英文学術誌Japanese Psychological Research(Wiley-Blackwell社発行)に掲載されました。 この論文では、(1)なつかしさを引き起こすことがらは、過去の繰り返しの経験(反復接触)と長い空白時間(例: 昔のヒット曲、学校の場面)が重要であること、(2)なつかしさが引き起こされたり、昔をなつかしむ傾向は、男女とも加齢による上昇が見られ、男性の方がやや高いと分析しています。 論文名 Kusumi, T., Matsuda, K., & Sugimori, E. (2010). The eff
ホールでの宣伝広告のお話。 ミラノの最もメイジャーなコンサートホールたるミラノ・オーディトリアムは、かのスカラ座輝くドゥオモ駅上の広場の西側、ダンテ通り辺りから走ってる3番のトラムに乗車、延々と南下すること15分程、旧城壁跡であろう環状道路を突っ切って二つ目の停留所で下車し、ちょっと戻った「グスタフ・マーラー広場」にあります。 昔の劇場を90年代に改装した建物で、日本やアジア地区の立派なホールを見慣れた目には、トラムから眺めてるくらいじゃ、絶対に音楽ホールには思えません。お尋ねになる際は、飜ってる旗を目印する他ないでしょう。 ここを本拠地にしているのがミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、日本にもK音楽事務所のワールド・オーケストラ・シリーズで来たりしてなかったっけ。違ったらスイマセン。ま、なんにせよ、殆どの人はオペラしかないと思ってるこの街のメイジャーオケです。(後記:調べたら、何のことはな
■大人エレベーター ・広告主:サッポロビール/黒ラベル http://www.sapporobeer.jp/fun/cm/kurolabel/index.html ・接触:TVCF ・想定目的:既存カテゴリにおける新規ユーザの獲得 ・想定ターゲット: -仕事帰りに検討 -20代後半・30代、男性、会社員 -価値観や考え方を重視 ・想定インサイト:大人ってなんだろうと漠然と時々思う。 ・想定プロポジション:価値観を持った大人同士が飲むビール ・想定メッセージ:目指すべき大人の姿を示し、その大人が飲むビールが黒ラベルと思ってもらいたい。 ・感想:最近、サッポロの広告を見いっていることが多いです。トンマナがいいですね。私もそうなのですが、意外と20代、30代で大人になりきれていない、もしくは大人というものがよくわからないという人が多いような気がします。そこから波状する、大人って何だろう?という思
「明日の広告」からちょうど2年、今度は博報堂 須田さんが広告の最前線を語ってくれます。企画協力は出版プランナーの松永さん、編集協力は『広告批評』の元編集長 河尻さん、という豪華メンバーでアスキー新書から須田さんの本。間違い無い本です。楽しみー。 広告会議 雑感 (70) 日記 (55) ブログ日記 (46) リアル広告会議 (69) 月刊 広告会議 (58) 広告関連相関図 (7) みんなで広告会議 (9) WEBサイト会議 ニュース・情報系 (54) 雑誌・マガジン系 (79) 自動車・航空・鉄道 (142) 携帯電話 (111) 電化製品 (130) PC関連 (71) 通信 (34) 食品・飲料 (239) ファッション (281) コスメ (109) 人材サービス (6) 建築・不動産 (24) 金融・カード (17) 音楽 (36) 映画 (31) ゲーム (27) 文房具 (1
昨年と同じく最後の記事はプロモーションサイトの総集編です。総集編と言っても、さっと年間振り返りのお役に立てれば良いかなという事で、プロモーションサイトという括りで各月から気になったものをいくつかピックアップしたまとめになっています。さらに詳しく振り返りたいという方は、月刊「広告会議」を12ヶ月分読んで、2009年をたっぷりお楽しみください。 さて、2009年はこれまでのようにサイト単体で大きく話題になったサイトは少なかったですね。と、年末頃に各所で話題になりましたが、「広告会議」で紹介したプロモーションサイトの数は2008年の224件に対し、2009年は327件もありました。 運営方針を特に変更した訳でもなくサイト紹介数が1.5倍近くに。TwitterやGoogleWaveなどの新しいコミュニケーションツール登場により、ブログ・SNSが登場した頃のような情報取得ルートの変化が生じ、オンライ
「買うことだ。どんなものでも」――アイゼンハワー元米大統領(1950年代後半の大恐慌以来の不況時に、景気回復のため国民は何をするべきか、と聞かれて) 60年代に電通PRセンター社長が著書で公にした、以下の「わが社の戦略十訓」(註1)が我々を戦慄させるのは、まるでアイゼンハワーの景気対策のように、それが今も変わらずこの社会に生きているからだ。 ただし念のために言うと、これはひとつの企業やPRの世界だけが使っている戦略ではない。売るという行為があれば、どこにでも潜んでいる手口なのだ。 1.もっと使用させろ 2.捨てさせ忘れさせろ 3.むだ使いさせろ 4.季節を忘れさせろ(註2) 5.贈り物をさせろ(註3) 6.コンビナートで使わせろ 7.キッカケを投じろ 8.流行遅れにさせろ 9.気安く買わせろ 10.混乱をつくりだせ これらの元になったとされる、アメリカの社会学者V・パッカードがまとめた「浪
Buyer Protection Program When you buy a domain name at Dan.com, you’re automatically covered by our unique Buyer Protection Program. Read more about how we keep you safe on our Trust and Security page. Next to our secure domain ownership transfer process, we strictly monitor all transactions. If anything looks weird, we take immediate action. And if the seller doesn't deliver on their part of the
7月18日の朝日新聞(大阪本社発行分)夕刊にて実施された「映す広告新聞」のおまけサイト。掲載内容はこちらがわかりやすいです。朝日新聞は毎年いろいろやってくれます。 広告会議 雑感 (70) 日記 (55) ブログ日記 (46) リアル広告会議 (69) 月刊 広告会議 (58) 広告関連相関図 (7) みんなで広告会議 (9) WEBサイト会議 ニュース・情報系 (54) 雑誌・マガジン系 (79) 自動車・航空・鉄道 (142) 携帯電話 (111) 電化製品 (130) PC関連 (71) 通信 (34) 食品・飲料 (239) ファッション (281) コスメ (109) 人材サービス (6) 建築・不動産 (24) 金融・カード (17) 音楽 (36) 映画 (31) ゲーム (27) 文房具 (11) 広告・マーケ (138) アワード (65) 動画共有 (34) 動画配信
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