中堅中小企業のSaaSに対する意識を聞いたところ、システムの運用管理の負担軽減と運用コストの削減を目指す企業が多いことが、ノーク リサーチの調査で分かった。 ノーク リサーチは6月30日、2008年における中堅中小企業のIT投資動向の調査結果を発表した。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)の導入目的として、運用管理の負担軽減と運用コストの削減を掲げる企業が多くを占めた。 SaaSの魅力を聞いたところ、「システム運用管理からの解放」が84.1%とトップだった。「システム構築・導入に時間がかからない」(63.1%)、「設置スペース、電源、空調などの環境コストの削減」(52.9%)が続く。ユーザーはSaaSの導入に、管理の負荷軽減、導入の容易さ、コストの削減を求めていることが分かった。ノーク リサーチによると、当面はコスト削減の効果が得られやすいアプリケーションをSaaSに移行するという動き