凧を使う、新発想の風力発電 2007年5月31日 環境 コメント: トラックバック (0) Nicole Martinelli 2007年05月31日 イタリアの研究者たちが新しい風力発電装置『Kite Wind Generator』(KiteGen)に大きな望みをかけている。裏庭の洗濯干しが巨大化したような外見はぱっとしないが、発電能力は原子力発電所に匹敵する。 KiteGenの周りで風が吹くと、放射状に配置されたポールの先から凧(たこ)が飛び出す。各ポールに内蔵された巻き揚げ機が、丈夫な2本のケーブルで凧の向きと角度を調節する。土曜日の昼下がりに公園で揚げる凧というよりは、カイトサーフィンで使用する凧に近い。軽量ながら超耐久性を誇り、最高で高度2000メートルまで揚げることが可能だ。 凧の付いたポールが回転を始めると、KiteGenの中心部分で発電が始まる(QuickTimeビデオ)。