一生かけても他人は理解出来ないものだ。と確信したのが結婚10年目で妻と離婚した時。 妻が16、私が26の時に結婚し、2年後に息子が産まれ、更に3年後に妻の家事放棄が原因で2週間ほど私が家出し、離婚する1年前に妻が母親の看病を理由に実家に戻り、何度目かの嫁実家への帰省の夜に切り出され離婚した。 妻との出会いは同人サークル活動だった。 サークル主と妻がネット越しに喧嘩していたのを仲裁してから個人的に仲良くなり、サークルは解散し、池袋での初デートからそのまま私の家に転がり込み、母親との喧嘩を理由に家に帰らず、丸一年同棲していた。 妻はアトピー性皮膚炎であり、ストレスが高まると身体中を掻き毟って傷だらけになっていた。 また、父親を癌で亡くしており、私に父性を求めていた。 その父親は親族ぐるみで母親を虐げており、妻も父親サイドの一人として母親に辛く当たっていた為、女性でありながら女性蔑視が酷かった。