昔から問題になっていることだが,何ら効果がなくても,20回に1回は5%水準で有意な結果が出る。20件の研究が行われれば,1件が学術誌に掲載され,19件がファイル入れに眠る。そういう帰無仮説を棄却できなかった研究も発表する機会がなければ,間違った結論が広まってしまう。 こういういわばボツネタ論文を投稿する場所についての話題が Support of the Null Hypothesis にある。Journal of Articles in Support of the Null Hypothesis 以外にもたくさんコメントで紹介されている。 これと似た話で,修士論文などジャーナルのレベルに達しない研究を投稿できるところがないかという話もある。もちろん arXiv.org のようなプレプリントサーバはあるが,こういうノーベル賞級の研究も投稿されるようなところは,いくら査読がないとはいえ,かま