ブックマーク / xtech.nikkei.com (8)

  • [2]コンサルタントの6割が転職視野

    次にエンジニアが将来のキャリアをどのように考えているかを見てみる。職種別に見ると、独立開業への意識が突出して高いのはコンサルタントである。実に27.3%が「今の仕事で築いたノウハウや人脈を生かして独立開業したい」と回答している(図3)。 続いて独立開業の意識が高かったのは、ITスペシャリスト(8.0%)、ITアーキテクト(7.7%)だった。クラウドも母数が少ないものの、7.7%が独立開業を視野に入れている。 逆に独立開業への意識が低かったのは、アプリケーションスペシャリスト、ソフトウェアデベロップメントといったシステム構築を直接支える職種である。いずれも5%を下回った。 コンサルタントは「今の仕事でステップアップしていきたい。別の会社に移ることも視野に入れている」を含めると、60%以上が転職を視野に入れている。これは、同じく50%以上が転職を視野に入れているITアーキテクトよりも5ポイント

    [2]コンサルタントの6割が転職視野
  • Haskell使いの高頻度取引の会社にお邪魔した

    先日、日経コンピュータ特集記事の取材で東京都内の某所にある「Tsuru Capital」という、高頻度取引(HFT、High-Frequency Trading)を手掛ける企業のオフィスにお邪魔した。 HFTというのは、プログラムによって株式などの金融商品を数ms(ミリ秒)から数μs(マイクロ秒)で高速に自動取引すること。自己資金で取引する「プロップファーム(proprietary trading firm)」と呼ばれる企業が中心で、米GETCO(2013年7月に米Knight Capitalと合併)などが有名だ。 HFTを行うプロップファームの多くは、米国など海外に拠点を置いており、Tsuru Capitalのように日国内に拠点を置く企業は珍しい。株式売買では、海外企業であっても国内の証券会社と契約し、自社の取引プログラムをその証券会社のサーバーに配置すれば日市場でのHFTは行える。

    Haskell使いの高頻度取引の会社にお邪魔した
  • 第13回●グローバル人材としての価値を上げるためには

    前回は、日政府が主導している「グローバル人材育成方針」と「グローバル人材 = 英語ができる人」ではないことを書きました。今後、日がグローバルマーケットの中で成長していかなければならないのは必然です。少子高齢化にともない、国内のマーケットは縮小し、仕事が減るのも歴然だからです。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)などの動向も日のグローバル化を加速するでしょう。 それでは、グローバルで通用する人材となるためにはどうすればよいのでしょうか。筆者が今まで経験したことをもとに、グローバルビジネスを推進する上での必要な考え方、成功した事例、失敗した事例から考えてみたいと思います。 グローバル標準を正しく理解する 筆者がアメリカのICT企業で働いていた頃、ニューヨークに駐在していました。日からお客様や社員が訪問すると、ミーティングや会議に同席することが頻繁にありました。

    第13回●グローバル人材としての価値を上げるためには
  • 971人の回答から見えたIT業界の悲しい組織風土の現実、半数が「同僚のことをよく知らない」

    ある程度は予想された結果とはいえ、これほど深刻な状況だったとは──。そう言わざるを得ない衝撃的な回答の数々だった。 日経情報ストラテジーとITproが2013年2月に共同で実施した、IT業界における組織風土改革についてのアンケートの集計結果である。 このアンケートは、ITproのウェブサイトと、日経情報ストラテジーが2月22日に都内で開催した有料セミナー会場の両方で実施した。内容は同じものである(実施したアンケートのページはこちら:助けて!組織風土改革にすがるIT業界、既にアンケートは終了)。 6つの質問と自由意見に対し、合計で971件もの回答をいただいた。まずはこの場でご協力いただけたことに、お礼を言いたい。当にありがとうございました。 回答はITproで883件、セミナー会場で88件の有効数が集まった。ITproでのアンケート期間は2月5日から同19日までである。 対象はITproの

    971人の回答から見えたIT業界の悲しい組織風土の現実、半数が「同僚のことをよく知らない」
  • IPアドレス頼りの捜査で取り違え、痕跡消す遠隔操作ウイルスで混乱

    ネット掲示板などに犯行声明が書き込まれた「遠隔操作ウイルス」事件で、容疑者が逮捕された。この事件では、犯人が通信元を巧妙に秘匿していたことから、警察が4人を誤認逮捕するという事態にまで発展した。その脅威は、企業にとっても他人事ではない。一連の経緯を詳しく報じた日経コンピュータ2012年11月8日号の連載「動かないコンピュータ」の記事を、容疑者の逮捕に合わせて公開するので参考にしていただきたい。 「知見を持つ皆さんの知恵を頂き、官民合同で検討を進めたい」。 警視庁は2012年10月23日、ウイルス対策でノウハウを持つセキュリティーベンダーの技術者らと合同協議会を開催した。遠隔操作ウイルス事件を受けて、捜査への協力を要請するためだ。初回の会合では、通信経路を秘とくする各種の技術に対する捜査手法などが話し合われたという。 殺人などの犯行予告がインターネット掲示板などに書き込まれた今回の事件では、

    IPアドレス頼りの捜査で取り違え、痕跡消す遠隔操作ウイルスで混乱
  • テスト設計の自動化(1)組み合わせテスト支援ツール

    10月公開の特集「テスト実装・実行の自動化」では、主に単体テストとGUIテストに焦点を当て、テストの実装や実行の自動化について解説しました。これらはテスト自動化の分野ではかなり成熟してきているものです。 今回からは、テスト実装・実行に比べてまだ発展途上である分野について、今後の展望も交えながら解説していきます。以下ではまず、「テスト設計の自動化」について紹介していきましょう。 6種類のテスト設計自動化ツール ソフトウエアテストのプロセスは、(1)テスト計画/管理、(2)テスト分析、(3)テスト設計、(4)テスト実装、(5)テスト実行、(6)テスト結果の評価、の六つのアクティビティーに分けることができます。今回対象とするテスト設計は、テスト分析によって洗い出されたテスト条件を、漏れがなく、かつ無駄のないテストケースへと落とし込んでいく作業を意味します。 テスト設計を自動化するツールは、その用

    テスト設計の自動化(1)組み合わせテスト支援ツール
  • 「いいな」と思える提案書が5通のうち2通にとどまるワケ

    多くの企業では、システムが必要になったら外部の専門家に構築してもらいます。その際、システムを誰に頼むのが適切なのか当たりを付けるために、RFP(Request For Proposal:提案依頼書)を作成していくつかのITベンダーに声をかけ、提案書を提出してもらいます。 こうしたIT提案プロセスにおいて、ユーザーはベンダーの担当者がどのような気持ちで提案書を書くのか、どんなステップを踏んで見積金額を算出するかなど、提案書が作成される舞台裏が分かりません。ベンダーも、ユーザーが何を考えてRFPを書いたのか、提案書がベンダー選定にどうつながるのかなど、水面下の様子が見えません。 筆者は、社会人になって10年間ほど、営業担当者として販売活動に従事しました。そして、次の10年間はシステムエンジニアおよび製品の責任者を務めました。最近の10年間はその逆の立場、すなわちユーザーの側に立ってベンダー選定

    「いいな」と思える提案書が5通のうち2通にとどまるワケ
  • 対人スキル向上の鍵は「因果関係への理解」

    前回は、仕事がうまくいかない原因として「自分に閉じる」ということについて考えてきました。 自分に閉じ過ぎてしまうと、自分から発信ができず、受け手と送り手のコミュニケーションが成り立たなくなってしまいます。 このような思考のボトルネックから抜け出すのに必要なことは、相手と会話のキャッチボールをしながら、自分の行動によって相手がどう反応するか、行動するかを考えて行動できるようになることです。 相手の行動を予測して自分の行動を変えられるようになれば、皆さんの対人スキルは見違えるように向上するはずです。そうして読者の皆さんにはぜひ、「自分に閉じずに、人に働きかけてお互いの行動を変えていく」人材になっていただきたいと思います。 そこで今回は、相手の行動を予測できるようになるために必要な「物事をつながりで見る」ことについて考えていきましょう。 人間の行動は予測可能である 相手の行動を予測するってそんな

    対人スキル向上の鍵は「因果関係への理解」
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