ずいぶん昔の話となるが、かつて私の通っていた幼稚園は、 教会が運営していたところだった。 そこで幼いころ、私はこんな話を聞いた。 「誰も見ていないと思っていても、神様はちゃんと見ています。 良いことも、悪いことも。 いつも良いことをしてきた人は、最後には天国に行きます。 でも、悪いことばかりした人は、天国には入れません。」 今にして思えばたいへんありがたいお話だと思うのだが、 当時の私は幼心に、神様はちょっとずるいなと思った。 神様はこっそり隠れて見てなんかいないで、 悪いことする前に助けてくれればいいじゃないか、と思ったのである。 悪いことをする人には、せざるを得ない事情がきっとある。 おなかが空いたから、つい盗みを働いたとか。 大切なものを壊されて、ついかっとなって手を上げたとか。 もし神様がいつでも見ていて、なんでもできるのであれば、 悪いことをする前に未然に助けてくれてもよいのでは
Farewell to Reality: How Fairytale Physics Betrays the Search for Scientific Truth (現実乖離:おとぎ話物理学の欺瞞 [ナカムラの仮のタイトル訳です] )という本を読んだ。ざっくり言うと,素粒子物理学は1970年代まで着実に進歩して世界の基本原理を探求し続けてきたが,そのころにいわゆる標準理論が完成してからは失速して,それ以降の主流になった超弦(スーパーストリング)理論は,仮定の上に仮定をかさねた末に実証実験可能な予言をひとつも出しえない「おとぎ話」になってしまった,なにやっとんじゃボケ(ざっくりしすぎだが),という内容だった。そして根拠の薄い仮説のくせに,さも確証があるように,空間が26次元だか11次元だかで,宇宙が10の500乗通り存在して、みたいな話を世間にPRするのはけしからん,と著者は憤慨していた。
空気中の窒素ガスからアンモニアを人工合成する技術「ハーバー・ボッシュ法」は、人類を食糧危機から救うとともに、化学の世紀を拓いた大発明だ。その製法は発明から100年たった今でも中核技術である一方で、世界のエネルギー需要の数パーセントをも消費するなど、省エネルギー化が大きな課題となっている。最近、その課題解決につながる画期的な合成法が、日本人の手によって発明された。 「空気からパンを創る錬金術」と称された画期的発明から一世紀を経て、新たなブレイクスルーへ。材料科学の研究者として、液晶ディスプレーで知られるIGZO(イグゾー)トランジスタの創製や鉄系超電導物質の発見などで世界の注目を集める細野秀雄(ほその ひでお)東京工業大学元素戦略研究センター教授に、今回の成果の背景を聞いた。 サイエンスニュース2015「アンモニア合成 一世紀ぶりの新発明(2015年9月18日配信)」より -アンモニア合成の
ここまでは、振幅が指数関数的に減衰していく状態を前提に減衰比や損失係数の求め方について説明しましたが、ここからは減衰比が実際の振動で物理的にどのような意味を持つかについて簡単に解説します。損失係数や Q 値については減衰比から容易に換算できますので、ここでは減衰比に絞って話を進めます。 自由振動とは「外力が加わらない状態」での振動です。そのままではいつまでも静止したままですが、初期条件として初期変位や初期速度を与えると振動を始めます。例として図4 に示すバネマスモデルを考えると、最初に質量 m を引っ張ってバネ k にある変位(初期変位)を与えておいて急に離すと振動を始めますが、これが自由振動です。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く