今週のメルマガの前半部の紹介です。最近、「長時間残業は悪だから見直そう」というのが大流行ですね。安倍総理が長時間残業の抑制を働き方改革の目玉とする一方、小池都知事まで都職員の残業抑制を図るため一斉消灯などの対策をとるそうです。 筆者自身も残業の多い奴はただのバカとしか思ってないので喜ばしいことだとは思いますが、それにしてもなぜこのタイミングで残業抑制がトレンドになったんでしょうか? そして、そもそもなぜ日本は“Karoshi”が英語になるくらい長時間残業の多い国だったんでしょうか? キャリアを考える上でも重要な視点だと思いますので、今回はこれらを整理しておきましょう。 なぜ日本人は一杯残業しないといけないのか 理由は以下の3点です。 1. 終身雇用を守らないといけないから これは筆者が常々言っている話ですが、日本は正規雇用の解雇が先進国中最も難しく、判例でも厳しく制限されているため、雇用者