数万台規模でサーバを稼働させている巨大なデータセンターを運営するクラウドベンダーにとって、最大のコストはいまやデータセンターの建設コストではなく電気料金だといわれています。 年間数億円ともいわれる電気料金を支払っているクラウドベンダーにとって、いかにデータセンター全体の電力消費を下げ、電力の利用効率を高めるかは重要な課題です。 そのためにいま、組み込み用途で使われていたARMプロセッサのサーバへの転用が注目されています。 ARMプロセッサ搭載サーバが稼働実験 ▼ARM 現在、クラウドベンダで使われているサーバのほとんどすべてはインテル製のCPUです。しかし、より低消費電力かつ電力効率の高いサーバを求めて、組み込みなどの用途に使われているARMプロセッサをサーバ用途に使おうという動きが目立ってきました。 EE Times Japanの5月6日付けの記事「ARMプロセッサ搭載サーバーが、英A