「文章を書くときは、必ず読み手はだれか?を考えなさい」 この一言に異論がある人は、ほぼいないはずだ。 というよりは、そもそも「文章を書くときは、読み手のことを考えるべきなのだろうか?」と疑問に思うことすらなかった人がほとんどだろう。 私も例外なく 「文章はターゲット設定がカギである」 「読み手にどうなってほしいかを最初に設定しよう」 と信じてきた一人だ。 そんなおめでたい脳みそだったわけだが、本屋を歩いていて、衝撃的なタイトルの本に出くわした。 『読みたいことを、書けばいい。』 https://amzn.to/3p7O0O1 読みたいことを、書けばいい。 思わず、本を二度見してしまった。 「え、読みたいことを書けばいい?それって、読み手が読みたいことを書きましょう、ってことよね?」 そう思いながら、本書を開くと、「はじめに」のところで早速出鼻をくじかれてしまう。 本書では、「自分が読みたい