ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)優勝2回などを誇る強豪の日清食品グループ(G)陸上部が活動を大幅に縮小することが10日、分かった。9月に行われる20年東京五輪マラソン代表選考会(MGC)の出場権を持つ佐藤悠基(32)と村沢明伸(27)を除く12選手に退部を勧告。今春入社予定だった大学4年の2選手に対しては内定取り消しの連絡を行った。 マラソン日本記録保持者の大迫傑(27)=現ナイキ=らトップクラスの選手が所属し、近年まで日本長距離界を先導していた日清食品Gが突如、強化方針を大きく変更した。関係者によると、所属14選手のうち佐藤、村沢以外の12選手に対して退部を勧告し、競技続行を希望する選手には他チームへの移籍を支援、これを機に引退する選手は社業に専念してもらう方針を伝えたという。佐藤、村沢の残留は本人の意思次第とされている。今春入社予定だった選手と大学に対しては謝罪した上で他チームに所