10月23日、富士通総研の早川エグゼクティブ・フェロー(元日銀理事)は、成長戦略が後退しつつある中で、アベノミクスは「3本の矢」から財政拡張を金融緩和が支える構図に変化しているとの認識を示した。写真は2011年8月、都内で撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 23日 ロイター] - 富士通総研の早川英男エグゼクティブ・フェロー(元日銀理事)は23日の記者向け勉強会で、成長戦略が後退しつつある中で、アベノミクスは「3本の矢」から財政拡張を金融緩和が支える構図に変化しているとの認識を示した。 早川氏は政府の成長戦略について、従来の内閣と比べて「異次元なものはない」とし、今臨時国会における「岩盤規制」の打破は見送られるとの見通しを示した。一方、来年4月の消費増税による景気への悪影響を軽減するため、政府が5兆円規模の経済対策を打ち出したことで、「第3の矢(成長戦略)がどん