れいわ新選組と野党の連携について、山本太郎氏が消費税5%への引き下げを提示したことが議論になっており、各所から意見を求められているので少し書くことにします。 こうした話をするときに是非とも押さえておきたいのは、れいわ新選組が獲得することを狙った有権者層が、他の野党とは異なっていることです。 まず、48回衆院選のとき、明るい選挙推進協会によって実施された意識調査の政党支持率を見てみましょう。 図1.第48回衆院選の政党支持率(調査は明推協・図は三春作成。なお、直近の参院選の結果は現時点ではまだ公表されていない) 図1では、与党の支持率を下側に、野党の支持率を上側にまとめました。中央の灰色の領域は、支持政党を持たない無党派層の人たちです。 この図から明らかなように、現在の野党は若い世代に支持を広げられていません。本来は浸透すべきであるはずのその領域にあるのは、巨大な無党派層となっています。 こ