特殊詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警網干署は、セブン-イレブン姫路広畑東新町店(同県姫路市広畑区東新町2)の店員、児嶋大輔さん(36)に感謝状を贈った。 2月27日午後10時ごろ、男性(74)が同店に来店。レジにいた児嶋さんに2万円分の電子マネーの購入方法を尋ねた。買い方を知らないことを不審に思った児嶋さんが何に使うのか聞くと、「パソコンがウイルスに感染して、直すために必要」と話したため詐欺だと確信した。 児嶋さんは「それ詐欺やから買うのやめとき。パソコンの電源を切ったら大丈夫」と声をかけたという。 同署によると、男性の自宅のパソコンにウイルス感染を示す画面が表示され、セキュリティー手数料として電子マネーの購入を指示されたという。 児嶋さんは、常連客のスマートフォン操作を手伝うなど地域の人から頼られる存在といい「これからも地域のおじいちゃん、おばあちゃんを守れるように声をかけ続けたい