かつて住んでいたフランス。日本とは似ても似つかぬ国ですが、この国を鏡に日本を見ると、あら不思議、いろいろと見えてきます。 日本語訳も出版されている『ドイツ・フランス共通歴史教科書』。長年相争ってきたドイツとフランスが、平和な時代を築こうとさまざまな試みをしてきましたが、その一環として作られた共通歴史教科書。両国の歴史家が、同一内容の教科書をそれぞれの言語で作ろうという画期的な試みです。世界的にも大きな話題となりました。日本語版の出版もその一例と言えるでしょう。 発端は2003年。2006年には第一巻が出版されました。現在では全三巻が刊行されていますが、教育の現場では実際、どのように活用されているのでしょうか。20世紀初頭から始まった共通歴史教科書をつくる運動の歴史と現状を、23日の『ル・モンド』(電子版)が紹介しています。 画期的なアイディアだ。費用も大してかからず、それでいて実にシンボリ
![『共通歴史教科書』の現状が映し出す独仏関係。 - ふりかえれば、フランス。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3a50c14b465108d37d0f484920317dd74971fb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fu.xgoo.jp%2Fimg%2Fsns%2Fblog.png)