成熟のREGZA「46ZH7000」で観るBD「善き人のためのソナタ」:山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」Vol.30(1/2 ページ) ここ数年、液晶テレビの高画質化の動きはめざましい。黒浮き、残像による動画ボヤケ、視野角の狭さが液晶テレビの課題とされてきたが、着実にその問題点を解決しつつある。なかでも、プラズマテレビとの比較のうえでとりわけ暗所コントラストの改善が急務とされてきた。今年、そこに抜本的なメスを入れてきたのが、ソニーとシャープである。 バックライトにCCFL冷陰極管を使用した従来の液晶テレビは常に画面全体を光らせることになり、液晶シャッターだけの制御ではどうしても光漏れによる黒浮きが生じてしまう。そこで、ソニーはXRシリーズ、シャープはXSシリーズのそれぞれ2モデルに、LEDバックライトのエリアコントロール技術を投入し、暗いシーンで不要な発光を抑えることで、安定した黒