サンフランシスコで家族と暮らすデジタルプロダクトデザイナーの灰色ハイジさんには、周囲になじめずひきこもりになった中学生時代があります。そして、当時のハイジさんが自分の居場所を見出したのはインターネットの世界でした。その経験がデザイナーとしての今の自分につながったという彼女の半生には、自分らしい居場所づくりのヒントがありました。 ーインターネットを通じて見つけた”私の居場所“ 私の故郷は、新潟県の小さな村です。小学生の頃からなんとなく周囲と馴染めないなという感覚はあったのですが、だからといってそれが苦なわけでもありませんでした。漫画が大好きで、ファンタジーの世界に夢中だったんです。小学校を卒業すると、片道一時間半かかる県内の中高一貫の女子校に進学しました。すると、学校は都会的な雰囲気で溢れていて、周りの子たちはブランドの話なんかをしているんですね。村で育った私には、すごくカルチャーギャップで
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