23日午前11時5分ごろ、東京都千代田区のJR秋葉原駅の駅員から「トイレに不審なものがある」と110番通報があり、駆けつけた警視庁万世橋署の警察官が駅構内の多目的トイレで、リード線と乾電池の付いた基板を発見した。 機動隊の爆発物処理班などを出動させて内部を調べたが、爆発物ではなく、小さなごみ箱のふたを自動的に開閉する装置とみられる。同署は悪質ないたずらとみて、トイレに出入りした人物を詳しく調べる。 万世橋署によると、不審物は駅昭和通り口側の多目的トイレで、清掃員が発見。乾電池やリード線などがむき出しのままプラスチックケースに入れられ、荷物棚の下に両面テープで張り付けられていた。 警視庁は昭和通り口の改札を約2時間半にわたり閉鎖。利用客が避難するなど観光客らでにぎわう休日の秋葉原は騒然となった。