(2012年12月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 銃乱射事件が起きたコネティカット州ニュータウンのサンディフック小学校近くで、犠牲者を悼みロウソクを灯す人々〔AFPBB News〕 小学校、映画館、大学のキャンパス、教会――。どんな場所も米国で多発する銃乱射事件から逃れられないようだ。だが、これまでどんな事件が起きても、ワシントンはごくささいな銃規制さえ採用しなかった。 14日に小学校の教室で児童20人と教師6人が虐殺された想像を絶するほど痛ましい事件がワシントンを揺さぶり、行動に駆り立てないのであれば、何があってもダメだろう。 今回の事件の前に銃乱射があったコロンバイン高校や、その他多くの学校での銃乱射事件と同様に、サンディフック小学校の名前は永遠にどんな社会も耐えてはならない恐怖と関連付けられることになる。 また、今回の事件は、米国における真の銃規制の時代の出発点にもならねば