インターネットの情報セキュリティーについてのサイトに投稿された記事に、コンピューターウイルスにあたるプログラムが書かれていたとして、ことし3月、サイトの管理者がコンピューターウイルスの提供の罪で検察から略式起訴され、罰金刑を受けていたことが分かりました。 これについて、研究者からは、「問題とされたのは一般的な通信用プログラムで、これがウイルスとされると研究の萎縮につながるのではないか」として戸惑いの声が上がっています。 略式起訴されたのは、研究者などから情報セキュリティーに関する記事を募って、公開するWEBマガジン、「Wizard Bible」を運営していた、当時、関西に住んでいた男性管理者です。 起訴状などによりますと、この管理者は、読者が投稿したウイルスのプログラムが書かれた記事を、サイトで公開したとして不正指令電磁的記録提供の罪でことし3月、検察から略式起訴され、裁判所で罰金50万円