偽キリル文字の「ШЗ́ДЯ」(WEAR)が使われたTシャツ。ロシア語としては意味をなさない。 偽キリル文字(にせキリルもじ、英: faux Cyrillic, pseudo-Cyrillic)とは、ラテン文字圏を中心に使われている言葉遊びの一種で、ラテン文字を似た字形のキリル文字と置き換える表記法である。 英語などのラテン文字の単語中に、Я (R の鏡文字) や И (N の鏡文字) のようなラテン文字に似た字形のキリル文字を混ぜるというものである。似た字形のものを使うが、А/A や С/C の様に同一形のものは使われにくい。これらは大文字では似ているものの、小文字では似ないことが多いので、原則として全文を大文字で書く必要がある。 偽キリル文字の発音は、置き換えられたラテン文字と同じものを用いる。例えば、『TETЯIS』というアタリ版などのロゴタイプで主に使われている表記は、元の通り「テト