農林水産省は27日、東京電力福島第一原発事故に関連して、「米国が日本産食品に対する独自の輸入規制を強化した」とする13日の発表が誤りだったと明らかにした。米政府が公表した英文資料を読み間違えたという。実際は、米国の独自規制に変化はない。 米国は独自規制で、福島、茨城、栃木各県の牛乳や乳製品、農産品(肉類を除く)について、米国の食品安全基準証明書の提示を求めている。 ところが13日の農水省の発表では、青森や岩手、福島など14県を対象として、米国が第三者機関の放射性物質検査報告書を求めている対象品目に、二枚貝とウニが加わったとしていた。 農水省は「米政府の資料に日本での出荷制限を説明した部分があり、米国の独自規制だと読み間違えた」と説明した。二枚貝とウニは、福島県のみで出荷制限対象になっている。 関連記事試験漁再開したが…取った魚、大半は海に戻す 福島9/26日本産食品規制、米とUAE強