新型コロナ感染者の「噓」に懲役2年求刑、韓国の厳しさ 久しぶりに日韓を移動して感じたこと 伊東順子 フリーライター・翻訳業 8月、久しぶりに日韓を移動した。新型コロナウイルスによる入国制限が出てから初めて、2週間ずつの隔離なども条件づけられ、かつて経験したことのない旅となった。そのことを書く前に、最近のニュースについて少し。韓国の新型コロナ対策はどこかおかしいのではないか。この若者が不憫になったが、そう感じる私の方がおかしいのだろうか? 新型コロナで「犯罪者」となった24歳の塾講師 「うそつき塾講師、後悔の涙……懲役2年求刑」というタイトルを見て驚いた。9月15日の聯合ニュースだ。 「今年5月に新型コロナウイルス感染症にかかった後、保健所による疫学調査の過程で仕事と移動経路を偽った仁川市の塾講師に、検察が懲役刑を求刑しました」 びっくりして検索してみたら、他の地上波ニュースも同じような表現