伊東聖・那覇総局長 沖縄県民は4年前と同じく、辺野古移設に明確に反対している候補を選んだ。「沖縄に新たな基地はこれ以上いらない」という意思表示だと言える。 「辺野古が唯一の選択肢」。米軍普天間飛行場の移設先について、安倍政権はそう繰り返して工事を進め、海域の一部は護岸によって囲われた。そんな状況の中での知事選だった。 佐喜真淳氏は、政権との「対立と分断」から協調路線に転じると訴えた。その政権は、翁長雄志知事の「辺野古反対」との訴えを無視し続けてきた。「沖縄に寄り添う」と言いながら、知事就任直後の翁長氏に面会せず、振興予算を減らし、米軍機のトラブルが続いても飛行を止められなかった。 玉城デニー氏が知事になっても、状況は変わらないだろう。多くの県民がそう感じながら、玉城氏を選んだのはなぜなのか。 佐喜真氏は、選挙戦で辺野古…
![「辺野古反対」沖縄県民の意思表示 新知事に玉城氏 - 沖縄:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/12d0e5267a484bd60b6d7c76427aee8650da9b12/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2Fc_AS20180913002249_comm.jpg)