最初にお断りしておくが,今回の記者の眼はITの実務にかかわる話ではない。言いたいことは単純,「マスコミの論調とは異なる意見を持とう」というものである。「我々にではなく,マスコミ関係者に言ってくれ」と言う読者もおられようが,最近筆者が考えたことを数点列挙するので,IT仕事の骨休めに読んでいただければと思う。 本原稿の内容は新幹線の中で考えたものである。原稿自体も新幹線の中でかなり書いた。新幹線に乗ったのは12月12日,ある知人と京都まで行った。13日の朝から開かれるシンポジウムに出席するためである。知人と会うのは久しぶりであったので,同じ新幹線で移動し,京都で晩ご飯を食べようという段取りであった。 知人は大手システムインテグレータで研究活動をされている。もともとは電機メーカーに入り,しばらくしてコンピュータ・メーカーに転職,それから現在の会社へ移られた。専門はソフトウエア工学で,著書や翻訳書

