企画展「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が、神奈川県の横須賀美術館にて、2021年4月24日(土)から6月27日(日)まで開催される。その後、新潟、静岡にも巡回する。 “刺繍”が生みだす多彩な世界を紹介《カロタセグ地方ハンガリ ー人エプロン》(部分) 20世紀半ば、個人蔵刺繍は、糸や布などが生みだす多彩な表情ばかりでなく、制作に要する時間や作り手の身体性までもが一体となった、濃密な表現技法だ。企画展「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」では、そうした刺繍に着目し、民俗衣装やフランスのオートクチュール刺繍、絵画など、さまざまな分野の作品約230点を紹介する。 中・東欧の民俗衣装《エプロン》スロヴァキア民俗芸術制作センター蔵ヨーロッパ中・東部では、生活のなかで多彩な刺繍が育まれてきた。本展では、ルーマニアとスロヴァキアのかわいらしい刺繍作品約60点を、民俗衣装とクロス類
女性の政治参加が認められなかった時代、彼女たちは"家庭でのものづくり"を通して、世界にプロテストやアクティビズムを叫んでいた。メディアとしての刺繍や編み物のあり方、現代の女性たちに引き継がれている精神を探る。 女性が自由に、安全に、そして公的に発言ができるようになる遥か前の時代から、女性は刺繍や編み物を通して政治的視点やプロテストの声を表現してきた。1970年代、刺繍と編み物は、第二波フェミニズムのなかで、伝統的にして男性至上主義のアート業界に大きな衝撃を与えた。現在も多くの女性がテキスタイルをコミュニケーションの方法として、そして資本消費主義に対峙するひとつの方法として用いている。テキスタイルは、女性の歴史において常に、さまざまな局面で「裁縫」と「修繕」以上の意味を持ってきたのだ。 エリザベス・エメリー(Elizabeth Emery)は、大学で美術の勉強をしていた学生の頃から、数世紀に
About the owner 青木 學 店長の青木です。 モノは多くのことを徐々に語ってくれます。 土地の匂いをたくさん含んだものは特に雄弁です。 生まれた国のこと、作った人のこと、暮らしの中にあること。 モノの声に耳を澄ませて、聞き逃さないようにゆったりとした時間をお過ごしください。 Blog
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