【平昌・神足俊輔】平昌冬季五輪でスケートやアイスホッケーなど氷上競技の会場がある江陵(カンヌン)市では大会前、観戦客や関係者が滞在するホテルなどが不足するという懸念が広がった。それに伴い、宿泊料金が通常の3~5倍と極端に高騰するという「ぼったくり」報道があった。現状はどうなっているのか。 江陵市は日本海に面した海沿いのリゾート地で、観光の最盛期は夏。五輪が開催されている2月は例年、宿泊料金は底値に近い。五輪に向け、高級ホテルやビジネスホテルも増えたが、簡素なモーテルやベッド単位の相部屋で宿泊するドミトリーも多い。 同市で五輪期間中の宿泊を担当する職員によると、開会中の宿泊料金は「平均すると、1年で最も高い夏くらい」で、冬季としては例年の2倍程度。担当職員は「ビッグイベントなので、適正な価格ではないか」と話す。同市がある行政区の江原道(カンウォンド)が、法外な値段を付けていた宿泊業者に対して