千葉県柏市の市立柏高で2018年12月、吹奏楽部に所属する2年の男子生徒が自殺した。市の第三者委員会が今年3月末に公表した調査報告書は、自殺の直接的な原因は特定できなかったとする一方、背景として部活の長時間練習を挙げ「授業時間と合わせると過労死ラインをはるかに超える。過多であったことは明らかだ」などと指摘。吹奏楽強豪校の過酷な練習実態を明らかにしただけでなく、学校側のずさんな対応も批判した。(共同通信=田中亮佑) 日本スポーツ界にはびこる「鉄拳制裁」暴力、性虐待も ▽学校の中庭で… 男子生徒は18年12月5日午前2時15分ごろ、柏高の中庭で倒れているのを巡回中の警備員に発見された。男子生徒のかばんからは「幸せな最期を迎える」という自殺を示唆するメモが見つかり、状況から自殺したとされる。前日も部活動の練習に参加、部員たちは第三者委の調査に、普段と変わった様子はなかったと振り返る。 男子生徒は
2022年4月、漫画家の藤子不二雄Aとよこたとくお(横田徳男)が続けてこの世を去った。1日違いだった。二人に共通しているのは、トキワ荘で青春時代を過ごしたことだ。 トキワ荘は、昭和20年代後半から30年代にかけて多くの漫画家たちが暮らした伝説的なアパートとしてよく知られている。 手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄(藤子不二雄A=安孫子素雄、藤子・F・不二雄=藤本弘)、森安なおや、鈴木伸一、石森章太郎(石ノ森章太郎)、赤塚不二夫、水野英子、よこたとくおらが入居していたほか、永田竹丸、つのだじろう、園山俊二らが足しげく訪れており、トキワ荘はさながら若き漫画家たちの梁山泊といった様相を呈していた。 (※編集部注:藤子不二雄Aさんの「A」は○の中にA) “漫画の聖地”「トキワ荘」 木造2階建ての建物はとうの昔に取り壊されているが、長きにわたって“漫画の聖地”として愛されており、2020年には当時の姿
就職活動中の学生によるSNSへの投稿を、企業が採用時に活用しようと調査する動きが広がっている。特に注目されているのが、学生が本名で作っているアカウントとは異なる、匿名の別アカウントだ。通称「裏アカ」と呼ばれ、悪口や本音など、実名では書きづらい内容をあけすけに投稿しているケースが多い。調査会社は、本名のアカウントに掲載されている情報などを手掛かりに、早ければ数十分で学生の裏アカを特定することもある。取材を進めると、調査会社に頼る企業側の本音や、コロナ禍で需要が伸びる背景が見えてきた。(共同通信=大野雅仁) ▽「半数以上のアカウントに問題」 東京都千代田区にある雑居ビルの一角。SNS調査などを手がける民間会社「企業調査センター」のスタッフが黙々とパソコンに向かっている。調査対象の学生のアカウントを割り出し、投稿内容をチェックする作業だ。「名前や誕生日、友人のアカウントからたどっていくこともある
東京メトロ、「車両内無料Wi-Fi」サービスを一部終了へ 訪日外国人減少が影響 J-CASTニュース / 2022年6月2日 18時3分 東京メトロが2022年7月以降、車両内の無料Wi-Fiサービスを一部終了することが分かった。同社が6月2日、取材に明かした。 「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」「Wi2 300」は継続 東京メトロでは、2016 年 12 月から銀座線で車両内無料Wi-Fiサービスを開始し、2020 年度には全路線への導入を完了した。訪日外国人数の増加やオリンピック・パラリンピックを控えていたことから、利便性向上のため整備を進めていた。 同社広報部によれば、6月30日の終電後から、「Metro_Free_Wi-Fi」を終了する。提供事業者であるNTT BPとの契約期間満了に伴う決定だ。コロナ禍による訪日外国人の減少などを踏まえ、更新を見送った。 KDDIグループのワ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が地球に持ち帰った小惑星「リュウグウ」の砂から、アミノ酸が20種類以上見つかったことが関係者への取材でわかった。アミノ酸はたんぱく質の材料。生命のもととなる物質が宇宙由来である可能性を後押しする結果となりそうだ。 【画像】小惑星「リュウグウ」の砂ってどんな感じ?JAXAがカタログ化 リュウグウの砂が入ったはやぶさ2のカプセルが豪州に帰還したのは2020年12月。内部には約5・4グラムの砂や石が入っていた。JAXAの研究チームは昨年6月、世界各国の研究機関に砂を配り、本格的な分析を始めると発表していた。初期分析の段階で、すでに炭素や窒素といった有機物を構成する物質が含まれていることは分かっており、たんぱく質の材料になるアミノ酸があるかどうかが注目されていた。 ヒトの体内のたんぱく質を形作るアミノ酸は20種類。関係者によるとそのうち、体内で
「破産しました」 6月5日、YouTubeチャンネルでこう切り出したのは、お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のじゃい(50)。昨秋、競馬で6,400万円を当てたが、税務署職員が自宅にやってきて「マンションを買えるくらいの請求」されたと打ち明けた。 じゃいはその経緯について、次のように語った。 「僕は税金もちゃんと納めてるし、競馬で勝ったお金も申告しているのでやましいところは全くない。何なら給付金の類も全くもらっていない状態です。一応、調べさせてほしいということで、通帳なり過去の資料なりを全部持っていきました」 その結果、冒頭のように「マンションを買えるくらいの請求」をされたというのだ。さらに請求された理由について、こう説明している。 「はずれ馬券が経費にならないということになりまして。わかりやすく言うと、例えば1億円使って1億5,000万円勝ったとすると、その1億5,000万円に対して
ドコモが2022年6月3日から、スマートフォンの転売対策として、個装箱に客の名前を記入する取り組みを始めた。同社広報部が6日、J-CASTニュースの取材に明かした。 ■「箱に名前を記載させて頂いております」 ドコモ広報によれば、iPhoneなど人気機種の割引を受ける条件として、個装箱に客の名前を記入するか店舗名を押印する条件を新たに設けた。 新品を安く仕入れて高額転売する行為を防ぐ狙いがあり、「大変心苦しいのですが、ご利用のために必要としているお客様にできるだけ多く届けるために実施しております」と理解を求めている。 東京都内にある携帯販売店は4日、iPhone12とiPhoneSE3を対象に「箱に名前を記載させて頂いております」とSNSで案内している。 「真にご利用されて二次流通されたいお客様にとって不利益になるのではと社内的な議論もありました」と懸念もあったが、新品とは違い中古品は端末の
日本銀行の黒田東彦総裁は6日、東京都内で講演し、商品やサービスの値上げが相次いでいることに関連し、「日本の家計の値上げ許容度も高まってきている」との見解を示した。さらに、持続的な物価上昇の実現を目指す上で「重要な変化と捉えることができる」と指摘した。 【写真】「価格の優等生」タマネギ、モヤシの価格が上昇 家計が値上げを受け入れ始めた背景として、黒田総裁は「ひとつの仮説」と断った上で、新型コロナウイルス禍による行動制限で蓄積した「強制貯蓄」が影響していると指摘。「家計が値上げを受け入れている間に、良好なマクロ経済環境をできるだけ維持し、賃金の本格上昇につなげていけるかが当面のポイントだ」と述べ、強力な金融緩和を継ける考えを強調した。 講演中、対ドル円相場は1ドル=130円台後半で推移。黒田総裁は「安定的な円安方向の動きであれば、わが国経済全体にはプラスに作用する可能性が高い」との見解を改めて
インドにはヒンドゥー教の教えに基づくカーストと呼ばれる身分制度が存在しており、中でも不可触民(ダリット)と呼ばれるカースト制度の外側に置かれる人々は厳しい差別に直面しています。そんなカースト制度は海外へ移住したインド人コミュニティにも受け継がれ、シリコンバレーのテクノロジー企業でもカースト差別が問題となっています。そんな中、Googleが人権活動家によるカースト差別の講演を土壇場でキャンセルしたと、アメリカの日刊紙であるワシントン・ポストが報じています。 Google cancelled a talk on caste bias by Thenmozhi Soundararajan after some employees revolted - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/technology/2022/06/02/
カリフォルニアの環境団体がミツバチの一種であるマルハナバチの保護を州に訴えた件について、カリフォルニア州控訴裁判所はマルハナバチがカリフォルニア州法の下で絶滅の危機に瀕した「魚」であると認め、保護される資格があるという判決を下したと報じられています。 Bees are ‘fish’ under Calif. Endangered Species Act – state court | Reuters https://www.reuters.com/legal/litigation/bees-are-fish-under-calif-endangered-species-act-state-court-2022-06-01/ Bees Are Fish, California Court Rules https://www.vice.com/en/article/5dgnn8/bees-ar
「真面目に働けば評価される」という考え方は、正しいようで、必ずしもその通りにならない現実がある。「ビジネスは環境とタイミングが9割。そのことを理解して行動することが大切です」と指摘するのは、経済評論家の勝間和代さんだ。新著『できないのはあなたのせいじゃない』より、「チャンスを引き寄せる人」になるコツを紹介する──。(第5回/全5回) ※本稿は、勝間和代『できないのはあなたのせいじゃない』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 真面目に働いても評価されない現実… 誰よりも長時間労働をしたり、皆が嫌がる仕事も率先して引き受けたり……誠実かつ真面目に働いていれば、必ず誰よりも早く出世できるかというと、残念ながらそうとはいい切れないのが現実社会です。 「公正世界仮説」という認知バイアスがあります。 「世の中のすべてはフェアである」と信じる心の癖のことですが、残念ながら、現実世界においては公
「バナナはおやつに入りますか?」という遠足前の定番の問答がある。これと同様、「漫画は読書に入りますか?」との問いを持つ人もいるのではないだろうか。読書量と学力には相関関係があるといわれているが、漫画ははたしてどうなのか。現役東大生の農学部3年・姜利英さん、教育学部4年・田之倉芽衣さん、そして経済学部4年生で作家の西岡壱誠さんの3人に意見を聞くとともに、勉強と人生に役立つお薦め漫画について語ってもらった。 「勉強と人生に役立つ」漫画を厳選してくれた東大生はこちら ──東大生というと、小さい頃からたくさん本を読んでいるイメージがありますが、普段どのくらい本を読んでいますか。読書量と学力には相関関係があるともいわれています。漫画にも同じことがいえると思いますか。 姜利英(かん・りよん) 自分の周りにいる頭のいい人たちは、すごく活字を読んでいる印象です。学術書、論文、小説、新書、もちろん漫画も。読
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