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ブックマーク / xtech.nikkei.com (193)

  • iモードの“ガラパゴス現象”の二の舞を演ずるな:ITpro

    早稲田大学大学院 GITS客員准教授 境 真良 NGNとは何か。この問いに,NTTは一貫して,QoSや回線認証を備えた高度なネットワークで,ハイビジョン級の映像配信などを可能にする安全安心なネットワークだと答えてきた。NGNは,この言葉通り,コンテンツ産業や関連するサービス産業に新たな発展をもたらす,大波を起こせるだろうか。 NGNは「成功する」か? まず,NGNが「成功する」とはどういうことだろうか?まずそれが「普及する」ことを意味するのは間違いないが,そうした視点から見れば,「フレッツ光ネクスト」を「フレッツ光」と同価か,あるいは安売りする戦略は的を射ているように思える。それだけでも,英BTほどではないにせよ,ネットワーク維持コストを低減できれば,NTTとしては一定の成果を上げたと言える。 しかし,「成功する」ということが,「NTTのいうように映像配信サービスやその他の高度なサービスが

    iモードの“ガラパゴス現象”の二の舞を演ずるな:ITpro
  • 「光の道」実現に向けNTTと競合が対立

    総務省の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」(ICTタスクフォース)は2010年4月20日、「過去の競争政策のレビュー部会」「電気通信市場の環境変化への対応検討部会」の合同会合として、NTTやKDDI、ソフトバンクなど関係事業者へのヒアリングを実施した(写真1)。事業者へのヒアリングは2009年12月に続き2回目(関連記事)。今回は、原口一博総務大臣が提唱した2015年までに全家庭にブロードバンドを普及させる「光の道」構想の実現に向けたヒアリングという位置付けである(関連記事)。 事業者の入れ替え制によって、NTT、KDDI、ソフトバンク、イー・アクセス、テレコムサービス協会、ジュピターテレコム、ケイ・オプティコムの7団体へのヒアリングが行われた。ここでは光の道実現に向けて、KDDIやソフトバンク、イー・アクセスなどから挙がった「NTTのアクセス部門を資分離すべき」

    「光の道」実現に向けNTTと競合が対立
  • 競争重視で「光の道」整備の考え示す、総務省ICTタスクフォースで論点整理

    総務省は2010年4月15日、グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース(ICTタスクフォース)の「過去の競争政策のレビュー部会」(第1部会)と「電気通信市場の環境変化への対応検討部会」(第2部会)の第8回合同会合を開催した(写真)。 2015年までにブロードバンド・サービスを全世帯に普及させるとした原口一博総務大臣の「光の道」構想の実現に向けて、両部会の間には、「光の道」整備の在り方検討作業チームが立ち上がっている(関連記事)。今回の会合では、作業チームの主査を務める相田仁・東京大学大学院工学系研究科教授から、作業チームがまとめた「光の道」論点整理案の報告があった。 相田教授はまず「光の道」の整備に向けて、(1)利用率を「30%→90%」にする措置、(2)インフラ整備率を「90%→100%」にする措置、の二つの側面に分けて考える方向性を示した。 (1)は、既に全国90%の世帯

    競争重視で「光の道」整備の考え示す、総務省ICTタスクフォースで論点整理
  • NTTのクラウド戦略は「光の道構想」に影響するか?

    原口一博総務大臣が3月9日に公表した「光の道構想」が通信業界に波紋を広げている。NTTグループの再々編論議には慎重だと見られていた大臣が,「アクセス網の整備方法をめぐって,NTTグループの経営形態を議論する」という見解を盛り込んだからだ。 大臣は,以下の三つの政策パッケージについて,5月中旬までに方向性を示す計画だ。(1)「光の道」の整備,(2)国民の「光の道」へのアクセス権の保障,(3)ICT利活用促進による「豊かな社会」の実現,---である。今後,大臣が直轄する「ICTタスクフォース」で,これらの政策を議論していく。 三つの政策パッケージの中で,業界関係者の注目を集めているのは,(1)の「光の道」の整備だ。NTT東西地域会社から光回線設備を分離し,新しく設立する回線敷設会社に移管。各社に公平に回線を提供する公社方式を導入する,といったNTTの組織形態の変更を検討していると伝えられている

    NTTのクラウド戦略は「光の道構想」に影響するか?
  • “変なソフト”として進化する人気Android日本語入力「Simeji」

    語圏のAndroid搭載スマートフォン利用者にとって、最も知名度が高いアプリケーションの一つが日本語入力ソフトSimejiである(写真1、写真2、写真3)。日で発売されるAndroid搭載スマートフォンには日本語入力ソフトがあらかじめインストールされているが、それにもかかわらず“草の根”のソフトであるSimejiの人気は高い。Android Marketの表示によれば、記事執筆時点で5万~20万ダウンロードという実績を持つ。

    “変なソフト”として進化する人気Android日本語入力「Simeji」
    i196
    i196 2010/04/15
    変ななんてとんでもない。神だよ
  • 【AppleとGoogleの与える業界へのインパクト(その5)】「Androidに踊らされると必ず失敗する」

    Android」についても私なりの考えを述べておきます。Androidの魅力は,米Microsoft Corp.のOSと違ってライセンス料が無料であることです。また,従来のLinuxディストリビューションとは異なり,Linuxの上にフレームワークが用意されているため,開発コストが下がることも期待できます。当に下がるかどうかは分かりませんが。 機器開発に対する要求は,今までよりも増えています。グラフィックが必要だとか,アプリケーションが必要だとか。要求が増えたにもかかわらず,そう簡単にソフトウエア開発費を上げられない状況の人にとっては,Androidはいい選択肢かもしれません。まず,ライブラリを共通化できます。また,アプリケーションの共通化も期待できます。ただし,当にアプリケーションの互換性が保てるかどうかにはやや疑問が残ります。 無視できないのは,Androidによって参入障壁が思い

    【AppleとGoogleの与える業界へのインパクト(その5)】「Androidに踊らされると必ず失敗する」
    i196
    i196 2010/03/16
    とても参考になった
  • 開発者に聞く、Xperiaのデザインとその意図

    開発者に聞く、Xperiaのデザインとその意図 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ 商品企画担当 安達氏、インダストリアル・デザイン担当 鈴木氏、ソフトウエア開発担当 川上氏 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズとNTTドコモは2010年1月21日、日国内でAndroid搭載スマートフォン「Xperia」を発表した。このXperiaは、日市場に特化せず、世界各国で販売するグローバル市場向け製品である。 実際に触れてみると、これまでの携帯電話とは違った存在感がある。スマートフォンとして現在までで最も成功したライバル製品のiPhoneシリーズと持ち比べてみても、Xperiaには単なる追従者とは違う“主張”が感じられる。 例えば、Xperiaを手に持ってみたときの重さ感。スペック上の重量はiPhone 3GSが135グラム、Xperiaは約139グラムとほぼ同じであ

    開発者に聞く、Xperiaのデザインとその意図
  • 移動・固定統合でNTTの「NGN」と差異化

    KDDIの次世代ネットワーク構想の原点は,2005年に発表した「ウルトラ3G」である。2007年には,ウルトラ3G構想を基に,固定・移動・放送を融合した新サービス構想「FMBC」(fixed mobile and broadcasting convergence)を打ち出した。最近では,ウルトラ3GよりもFMBCが表に出てくる機会の方が多い。 KDDIの次世代ネットワーク構想の特徴は,(1)移動と固定を含む多様なアクセス回線,(2)IPとIMSで統一したインフラ──という2点にまとめられる。 (1)の背景には,固定アクセス回線と移動アクセス回線の両方を持っているKDDIの強みを生かす狙いがある。固定と移動が別の事業会社に分かれているNTTグループに対し,これは明らかに有利な点だ。 音のところでは,固定アクセス回線の弱みを移動アクセス回線で補いたいという意図がある。「我々とNTTの大きな違

    移動・固定統合でNTTの「NGN」と差異化
  • 第4回 オープンにこだわった、NTT東日本のフォトフレーム

    「光iフレーム」は、同社が2009年12月に実証実験を開始したデジタル・フォトフレームである。写真を表示するだけでなく、ウィジェット(ミニ・アプリケーション)を通じて、さまざまな情報を得ることができる。ウィジェットはあらかじめ用意されているもののほか、後からの追加も可能だ。 2010年上半期にはNTT東日の「フレッツ 光ネクスト」の利用者を対象に商用サービス開始を予定している。このサービスを成功させるために必要なのは、(1)優れたウィジェットを集めること、(2)フォトフレームを低コストで提供すること、(3)短期間で開発し、実証実験で得られたノウハウをフィードバックしていくことだ。 結果的にこれらの条件を満たすプラットフォームとしてたどりついたのがオープンソースであるAndroidだった。「Android端末が作りたかったわけではない。対象ユーザーも、Androidだからといって飛びつく層

    第4回 オープンにこだわった、NTT東日本のフォトフレーム
  • Androidの会「デ部」で改めて考えたコミュニティの経済価値

    先日、日Androidの会に設立された「デ部」の第一回ミーティングを取材する機会があった(「コミュニティで格アプリを開発」、日Androidの会「デ部」が始動)。「デ部」とは、日Androidの会に先日設立された「Androidデベロッパー倶楽部」の通称である。 「デ部」は「ガチでAndroidアプリケーションを開発するグループ」(デ部)だ。アプリケーションだけでなく、モーション検知や通信、GUIなどのライブラリも作り、共有する。習作を作るつもりはない。デ部に参加しているのは、iモードメール・クライアント「IMoNi」や日本語入力アプリ「Simeji」などAndroidの著名アプリケーションの作者だ。 Androidは、iPhoneの次のスマートフォン・アプリケーション市場として多くの企業が参入のタイミングをうかがっている。そんな中で、現在ではまだ市場は小さいとはいえ、トップレベル

    Androidの会「デ部」で改めて考えたコミュニティの経済価値
    i196
    i196 2010/02/09
  • 「ダダ漏れ」に対して感じる脅威と危惧、そして可能性

    「ダダ漏れ(だだ漏れ)」という言葉の用法がネット上で変化している。これまでは多くの場合、個人情報が大量に外部に流出してしまったような状況を指すのに使われてきた。それが最近は、「イベントや記者会見などを動画でリアルタイム中継する」ことを指すようになった。 「ダダ漏れ」が一般に知られるようになったきっかけは、民主党政府による事業仕分けがインターネット経由でライブ中継されたことである。この事業仕分けを中継した「ケツダンポトフ」のそらのさんは、以前から「iPhone 3GS発売記念前夜祭」などのイベントのほか、インタビューや記者会見などを精力的にリアルタイムで中継している。「ダダ漏れ」という言葉を広く知らしめた貢献者といえるだろう。 ネットのフリーサービスでここまでできる 「ダダ漏れ」を行うには、何も特別な機材を用意する必要はない。無料の動画共有/配信サービス「USTREAM」を使うことで、手軽に

    「ダダ漏れ」に対して感じる脅威と危惧、そして可能性
  • 誰でもできるアプリ開発(1)

    Androidアプリケーションを開発する。誰でも可能なようにサンプル・プログラムを使って進める。日英翻訳アプリケーションを実際に作りながら,開発手順を学ぼう。 米Google社が開発したOSである「Android」の特徴の1つは,誰でもアプリケーションを開発して配布できることだ。Android用アプリケーションは,無料のツールを使ってJava言語で開発可能。それを「Androidマーケット」と呼ぶサイトに登録すれば,広くユーザーに利用してもらえる。無料のもので提供したり,有料として販売したりできる。2009年9月から日の開発者も有料で販売できるようになった。 開発環境の面では,2009年10月28日にリリースされた「Android SDK2.0」が注目を集めている。SDK2.0では,「マルチタッチ」のサポートなど,数多くの機能が追加されている。高機能なAndroidアプリケーションの登場

    誰でもできるアプリ開発(1)
  • 「コミュニティで本格アプリを開発」、日本Androidの会「デ部」が始動

    2010年1月16日、開発者コミュニティ「日Androidの会」内のグループ「Androidデベロッパー倶楽部(通称「デ部」)」の第一回ミーティングが都内で開催された。Androidアプリケーション開発経験者を中心に約30名が参加した。 単なる勉強会ではない。実績を持つ開発者が中心となり、格的なアプリケーションを実際に開発する活動だ。この日の第一回ミーティングではアイデアの披露と議論を軸とした「アイデアソン」を実施。参加者は複数のチームに分かれ、Androidアプリケーションの開発に乗り出した。 著名Androidアプリの開発者が顔をそろえる この「デ部」は、日Androidの会のメーリングリストに投稿された「気でAndroidアプリを作ることを目的とした集まりを作ろう」、との呼びかけをきっかけに発足したグループである。参加資格は、Android Marketでアプリを公開している

    「コミュニティで本格アプリを開発」、日本Androidの会「デ部」が始動
  • 学びの革命をもたらすか,eラーニング・ビジネスの最新トレンド

    ブロードバンド環境が日常生活に深く浸透するようになり,ブロードバンド・ビジネスの焦点もインフラから認証システムや課金システムなどのプラットフォーム,そしてアプリケーションへと,よりユーザーに近い分野で盛り上がりを見せている。国のIT戦略でも,真のブロードバンド大国を目指して医療や教育,防災など生活に密着した分野のIT化を積極的に推進しているところである。 ITを活用した教育といえば「eラーニング」。ここ数年,急激に動画の利用が広がっており,従来のようなテキスト自習型の学習だけでなく実習系の教育・研修などもeラーニングで実施可能となっている。動画マニュアルを企業の技術教育に役立てたり高度なシミュレーション技術を駆使した現場実習さながらの臨場感の高いもの(写真1)も登場している。

    学びの革命をもたらすか,eラーニング・ビジネスの最新トレンド
  • Xperia X10のデザイン担当者が語る「つながり」の設計思想

    写真1●Sony Ericsson Mobile Communications UX Creative Design Center Head of Creative Conceptの黒住吉郎氏 日スウェーデン合弁のSony Ericsson Mobile Communications(SEMC)は2009年11月18日,「Web 2.0 Expo New York 2009」で開発中のAndroid携帯「Xperia X10」を披露した(関連記事)。同時に開発環境「WebSDK」を公開(関連記事)。WebデザイナーからJava開発者まで幅広い層に向けて,アプリケーション開発への参加を呼びかけた。これまでの端末や開発環境との違いはどこにあるのか。同社UX Creative Design Center Head of Creative Conceptの黒住吉郎氏(写真1)に,Xperia X1

    Xperia X10のデザイン担当者が語る「つながり」の設計思想
  • [Web 2.0 Expo]Sony Ericsson「Xperia X10」動画レポ,コンセプトは“フロー”

    日スウェーデン合弁のSony Ericsson Mobile Communications(SEMC)は,2009年11月16日から開催されている「Web 2.0 Expo New York 2009」の同社ブースで,開発中のAndroid携帯「Xperia X10」をデモしている(関連記事)。その設計思想の一端をSEMC独自アプリの「Mediascape」および「Timescape」のデモ動画で紹介する。 両アプリケーションの根底にあるのは,SEMCが「フロー」と呼ぶコンセプトだ。そこには「情報の流れ」と「GUIデザインの流れ」という二つの意味が込められている。情報の流れという意味では,ユーザーが必要とする情報へのリンクを提示する仕組みを用意。デザインの面では,あえてGUIを構成するパーツに直線的なデザインを残さず,波模様の壁紙を筆頭に川の流れのようなパーツ配置を多用することでユーザーに

    [Web 2.0 Expo]Sony Ericsson「Xperia X10」動画レポ,コンセプトは“フロー”
  • 中国発Androidケータイが日の丸端末を飲み込む日

    筆者には日の携帯電話産業が,パソコン産業の歴史を繰り返しているように見える。 1980年代後半の日のパソコン市場の王者はNECPC-9801だった。ところが,1990年に投入された日アイ・ビー・エム製のOS,「DOS/V」が登場したことで流れが変わった。DOS/Vは日語処理用の独自プログラムをMS-DOSに組み込んだOS。既に世界標準プラットフォームとなっていたPC AT互換機にこれを載せれば,日語環境を持ったパソコンを作り出すことができた。それまではパソコンを日語化する場合,専用の拡張ROMボードなどが必要で,そのままPC AT互換機を日に持ち込むことができなかった。これが解決されたことで,一気に日PC AT互換機が流れ込むこととなった。 PC ATの仕様はオープンであったためメーカーの競争がし烈。そのパーツは世界市場に向けて大量生産されるため,完成品は日市場用に作

    中国発Androidケータイが日の丸端末を飲み込む日
  • OSは変わった

    OS、Operating System、基ソフト--。我々がそう呼ぶものの正体は、大きく変貌を遂げた。米グーグルのルイズ・アンドレ・バロッソ氏とウルス・ヘルツル氏は著書「The Datacenter as a Computer」で、「クラスタレベル・インフラストラクチャ」こそがOSなのだという。もはや単一のコンピュータしか制御しないソフトウエアはOSの名に値しないのかもしれない。 「The Datacenter as a Computer」はグーグルが2009年5月に刊行した書籍で、紙のとして購入できるほか、108ページに及ぶ全文をPDFファイルとしてダウンロードできる(出版元のWebサイト)。著者のバロッソ氏はグーグルの「Distinguished Engineer(最上級エンジニア)」、もう一方の著者であるヘルツル氏の肩書きは「運営上級副社長兼Googleフェロー」といい、グーグル

    OSは変わった
  • Flashは比べようもないほどHTML5より優れている

    アドビシステムズはFlashコンテンツのスマートフォン展開など,格的にFlashの多デバイスへの対応を強化しつつある。次期バージョンであるFlash CS5の発表を2010年に控え,米アドビシステムズ社でFlashのプロダクトマネージャーを務めるリチャード・ガルバン氏に,スマートフォンとFlashという“ビッグカップル”の将来について聞いた。(聞き手は矢野りん=ライター) 次期Flash制作ツールのAdobe Flash Professional CS5(以下Flash CS5)でiPhone用ネイティブ・アプリケーションを作成できるという話題が先行していますね。今回インタビュー用にご用意いただいたレジュメにこの話題が含まれていないのですが,なぜですか? 我々は特定のデバイスにFlashという技術が対応するのだと思われるのは避けたいと考えています。特定のデバイスへネイティブ対応することを

    Flashは比べようもないほどHTML5より優れている
  • 想定通りブログで稼げる会社になった サイバーエージェント 代表取締役社長CEO 藤田 晋 氏:ITpro

    サイバーエージェントのブログサービス「Ameba(アメーバブログ=アメブロ)」が、2009年9月期の第4四半期は初の黒字になった。同社は今期、Ameba事業で約30億円の営業利益を計上する見通しだ。来期には、サイバーエージェントの収益を支える新たな主力事業としての地盤を固め、アメブロ事業における約60億円の累積損失を一掃するという。藤田晋社長に、アメブロ事業について聞いた。(聞き手は島田昇=日経コンピュータ) 懸案だったブログ事業「Ameba(アメブロ)」が四半期ベースでようやく黒字になった。 黒字になるかどうかについては、さほど心配していなかった。黒字転換に固執し、小さな利益を追求しても仕方がないからだ。アメブロは巨大メディアに成長し、高収益事業になってこそ意味がある。目先の収益ばかりに気をとられると、つまらないサービスになってしまう。だからこそ、これまでの約5年間は、あえて収益を度外視

    想定通りブログで稼げる会社になった サイバーエージェント 代表取締役社長CEO 藤田 晋 氏:ITpro