40代になると、30代に比べて格段に太りやすくなるという。これは、加齢とともに基礎代謝が落ちてくることが原因だ。順天堂大学大学院医学研究科 加齢制御医学講座教授の白澤卓二さんはこう説明する。 「基礎代謝が落ちるので、摂取したカロリーを消費しにくくなります。にもかかわらず、30代と同じ食生活を続け、運動もしなければ、当然、体重は増えていきます。40代は体重を元に戻すのがいちばん難しい年代なのです」 体重が増える最大の原因は炭水化物などに含まれる糖質。摂りすぎると、肥満ホルモンのインスリンの分泌量が増え、消費できなかった糖質を脂肪に変えて体にためてしまう。 「体重を減らすには炭水化物を減らすのが早道です。主食には白米やパンではなく玄米を、間食にはお菓子ではなくインスリンが分泌されにくいナッツがおすすめです」(白澤さん) インスリンの過剰な分泌を抑えてくれるのが、納豆、オクラ、長いも、めかぶ、モ