[横浜 14日 ロイター] アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議がまとめた成長戦略の骨子は以下の通り。 <経済環境の変化に適合するための成長戦略> 国・地域の経済状況(雇用、安定など)が他国・地域に影響を与える可能性が高まっている。越境する活動が拡大し、国・地域間および国・地域内の不均衡と格差が露呈した。経済統合の恩恵ができるだけ広く共有されることが重要。気候変動への対応を含め環境保護の重要性が高まった。自然災害や流行病、テロや食料難への対応も重要。 <5つの成長の特性> ・「均衡ある成長」―域内外の経済的不均衡の削減や解消。 ・「あまねく広がる成長」―雇用創出や中小企業支援、社会保障体制の整備、女性・高齢者支援など。 ・「持続可能な成長」―エネルギー効率と低炭素社会の促進、グリーン産業の促進など。 ・「革新的成長」―知的財産の保護や運用の強化、基準の調和、IT技術の利用促進など。