習近平・中国国家主席が最初の外遊先に選んだのがロシアだ。プーチン大統領との首脳会談で「対日共同戦線」を張ろうとしたが、プーチン氏は微妙な態度でかわした。ロシアは中国の味方か、それとも日本の味方か? この会談からはプーチン氏の本心は見えないが、それを探るヒントはある。 習近平主席は22日、ロシアを訪問しプーチン大統領と会談し、共同声明を発表した。 共同声明では、ミサイル防衛(MD)を進める米国に対して名指しは避けたものの、「一方的かつ無制限なMD拡大により、戦略的安定や安全保障を損なうことを認めない」と強い調子で非難。 また、「主権、領土保全、安全など核心的利益に関わる問題では互いに断固支持する」として、尖閣諸島問題などで日本と対立する中国が、ロシアとの共闘を意識した文言も盛り込まれた。 さらに、ロシア産石油の対中輸出量を現在の年間1500万トンから約3倍の4600万トンまで段階的に引き上げ
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