レストランやカラオケ店などのサービスを展開するシダックスグループは2009年5月,本社・支社のほか,給食受託施設店舗1800カ所,カラオケ店300カ所など2100拠点で利用するグループウエアを導入した。 特徴は,システム運用の負荷を下げ,多数の拠点から容易に利用できるようにするため,SaaS(Software as a Service)型を選択したこと。採用したのはサイボウズの「ガルーン2」。本社からの情報配信,スケジュール管理,施設予約,掲示板などの機能を,4000人のグループ全体で利用する。 グループウエアは1995年から「Lotus Notes」を利用していたが,ハードウエアの老朽化などにより入れ替えた。Notes上で開発したアプリケーションは少なく,掲示板のコンテンツなどを移行するだけで済んだ。サービスの導入は,サイボウズ総合研究所が支援した。