韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、聯合ニュースは22日、南西部の全羅南道順天市内で6月に発見された変死体が運航会社会長、兪炳彦容疑者=背任容疑などで指名手配=である可能性があると報じた。兪容疑者の兄のDNAとほぼ一致したという。警察によると変死体は6月12日、順天市内の畑で腐敗した状態で見つかり、身元確認のためDNA鑑定を依頼していた。 これに先立ち、仁川地検は21日、兪容疑者の逮捕状の有効期限が22日に切れることを受け、有効期限6カ月の逮捕状を再取得した。地検は5億ウォン(約5千万円)の懸賞金をかけて行方を追っていた。最高検幹部は21日記者会見し「追跡に全力を挙げ、必ず逮捕する」と述べた。(共同)【韓国旅客船沈没】逃亡の会長、密航企てか 「10億円の報酬提示」と現地報道(6月11日)