前職のコンサルタント時代、創業50年とか100年という話を聞いても「古い会社なんだ」くらいの感想しかもたなかったが、自ら会社をやってみて、たった10年でも会社が生き続けることがいかに大変かを実感し、歴史のある会社に心から敬意を払えるようになった。 そんなアタクシ達の10歳の誕生日を祝う創立10周年記念パーティは社員だけで好きなように盛り上がろうと決めていた。 祭りの好きな私は、企画段階から激しく前のめりで、自分自身がOZMAのアゲアゲをNHK紅白歌合戦顔負けの巨乳ボディスーツで踊り、スクリーンに 「夢の豊満経営」 とドでかく投影するプランを打ち立てた。広報も総務もそんな私を止めなかった。 準備段階のある朝しかし、「社格」という言葉が私の頭にまつわりついた。まだ私を普通の立派な社長と思っている新入社員も多いしなぁ・・・。 結局この企画は自主撤回し、ボディースーツは人材開発部長のM原にゆずって