目次 もしもルヴィアゼリッタが泣き上戸だったら エミヤを最後に裏切った仲間がルヴィア嬢だったら 正義のためのプロローグ あなたが泣けるようになる日まで 幸せになりましょう、と彼女は言った もしもルヴィアゼリッタが泣き上戸だったら 「……ばか」 さすがに泣きつかれたのだろう。そんなつぶやきを残して眠ってしまった彼女は、どう見ても年相応の女の子にしか見えなかった。不自然なまでに規則正しく上下する胸にスーツの上着をかけて、俺はこっそりとため息をついた。 「まさか、泣き上戸とは思わなかったな」 普段いろいろ溜め込んでいたのかもしれない。わんわんと泣き叫んだ言葉の半分も聞き取れなかったけれど、俺を好いてくれているのは痛いほど分かってしまった。 「でも、ごめんな。俺は君とは生きられない」 もう決めてしまったから。俺の心の特等席には、先客がどっかりと座っているから。バカンスはもうおしまい。明日からの人生
■□■□■□■□■□ 休日とはいえ我が家の騎士王さまの腹時計は正確なのである。 「寝ぼけ眼を擦りながら居間に行くと、台所から良いにおいが流れてきてシロウが包丁でまな板を叩く音が聞こえる……。ああ、よくぞ日本人に生まれたり」 あんたイギリス人でしょう。 ていうか発想がオヤジ。 若干の不本意さを感じつつも、セイバーが起き出すよりも早く台所に立つ、衛宮家の主たる俺。 過ごしやすい気温の早朝。俺はいつものように台所から朝日を眺めた。 昨日から水に浸けておいたあさりは砂を吐き終わり、今は温めてられている衛宮家スペシャル(ダシ)の前で澄まし汁になることを待ちわびている。 太陽はぽかぽか。小鳥はちゅんちゅん。朝露はきらきら。 そしてひび割れた音がラジオから流れている。曲もまた、古ぼけたラジオにあつらえたような、ふた昔は前のフォークソング。 時が緩やかになったような空間に、時折飛び込む
☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫 トップページページ一覧メンバー編集 ある中将と教導官の日々 最終更新: nano69_264 2009年09月12日(土) 21:13:47履歴 Tweet ある中将と教導官の日々1 ある中将と教導官の日々2 ある中将と教導官の日々3 ある中将と教導官の日々4 ある中将と教導官の日々5 ある中将と教導官の日々6 ある中将と教導官の日々7 ある中将と教導官の日々8 ある中将と教導官の日々9 ある中将と教導官の日々10 ある中将と教導官の日々11 ある中将と教導官の日々12 ある中将と教導官の日々13 ある中将と教導官の日々 番外編 納豆大戦1 ある中将と教導官の日々 番外編 納豆大戦2 著者:ザ・シガー
アクアリウム 「さあ士郎。セイバー。行くわよ!」 そう高らかに宣言すると、遠坂凛は弁当の入ったバッグを衛宮士郎に持たせ、 二人を連れて出かけていった。 信じられないことに、聖杯戦争のまっ最中に! しかも私のマスターは、 「アーチャー、アンタは留守番。なんかあったら呼ぶから、うちで待機。 いいわね」 と、右手の令呪をちらつかせて、私の苦言を完璧にふさいで見せた。 普通のマスターなら有り得ないが、彼女なら本当に最後の令呪を使っても 私を『留守番』にしかねない。 従うしかないではないか。 記憶を辿るが断言できる。『俺』が聖杯戦争に参加したとき、絶対こんな椿事 は起きなかった。 遠坂は真っ当に魔術師として戦っていた…はずだ。 私は生前の記憶が無い。そんなもの、永い月日に磨耗しきった。 全く無いわけではないが、ソレは後悔と怨嗟で塗りつぶされている。 殆ど唯一、僅かな形で
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