信仰に関するicchan0000のブックマーク (24)

  • 捏造された聖書(バート・D・アーマン):極東ブログ

    「捏造された聖書(バート・D・アーマン)」(参照)はいずれ読むんだろうなと思っていたが、ふと思い立ったように読んでみた。面白かった。 話は、聖書の文批評学(textual critic)を一般向けにしたものだ。聖書というのは信仰者の多くは神の言葉だと理解しているしそれはそれで信仰の問題だが、信仰といった部分を除いて考えるなら、普通に人間が書いた歴史文書であり、その編纂の歴史というものがある。書はその新約聖書の部分をまとめたもので、こういうと嫌われるかもしれないが、欧米の知識人と向き合うことがある日の知識人ならこの程度の内容はざっとごく常識として知っておいたほうがいい。その意味では必読書と言えるかもしれない。日の現代知識人は奇妙に歪んだ、キリスト教に対する優越心みたいなものを持っていることがあるようだけど、そんなのは欧米人には通じない。むしろきちんと彼らの背負い込んだ知識を理解したほ

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    icchan0000 2010/09/27
    ブルトマンを訳した八木誠一氏はのちに仏教に傾倒とのこと。聖書学がもたらす知見は信仰とは関係ない、とも。信仰的に読む、ということと学術的に読むことはやはり共存できないようだ。
  • [書評]破綻した神キリスト(バート・D・アーマン): 極東ブログ

    もう少ししてから読もうかと思ったが、「破綻した神キリスト(バート・D・アーマン)」(参照)つい読み始めて、そして熱中して読んだ。書は昨日「極東ブログ: [書評]捏造された聖書(バート・D・アーマン)」(参照)でもふれた聖書学者バート・D・アーマン(参照)が、この世界の苦悩について聖書がどのように見ているか、その多様な見解を正確にまとめたものだ。「人はなぜ苦しむのか」という問いに聖書はどように、多様に、答えているかが、その多様さと整理の点で、きちんとまとめられている。哲学・神学的にはこの分野は神義論と呼ばれる。 書が類書の神義論とかなり異なるのは、それを聖書学者として客体的に描くだけではなく、著者アーマンがそれを自分の信仰との関わりのなかで真摯に問い、聖書の各種回答には納得できない、だから聖書の神を信じることはできない、と明言していることだ。このは彼の棄教のでもある。 邦題はそうした

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    icchan0000 2010/09/27
    “苦しみを見つめ続けたアーマンは、聖書にその答えを求めることを捨てる。無神論者になったとは言わない。それもまた証明できないとして不可知論者だと言う。いずれにせよ、キリスト教は捨てた。”
  • Amazon.co.jp: 破綻した神キリスト: バート・D. アーマン (著), 和也,松田 (翻訳), Ehrman,Bart D. (原名): 本

    Amazon.co.jp: 破綻した神キリスト: バート・D. アーマン (著), 和也,松田 (翻訳), Ehrman,Bart D. (原名): 本
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    icchan0000 2010/09/27
    “アーマンは、熱心なキリスト教徒であったが、この悪の問題についてキリスト教信仰は擁護不能との結論に達して、棄教した。” http://ht.ly/2KcyK
  • Amazon.co.jp: 神は悪の問題に答えられるか: 神義論をめぐる五つの答え: スティーブン・T. デイヴィス (著), 峰子,本多 (翻訳), Davis,Stephen T. (原名): 本

    Amazon.co.jp: 神は悪の問題に答えられるか: 神義論をめぐる五つの答え: スティーブン・T. デイヴィス (著), 峰子,本多 (翻訳), Davis,Stephen T. (原名): 本
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    icchan0000 2010/09/27
    “神が善で全能であるなら、なぜ神はこの世界に悪の存在を許しているのか?現代英米を代表する神学者・宗教学者が「神義論」をめぐって白熱した議論を戦わせる。”
  • 聖書逐語解釈というシロモノ - 地下生活者の手遊び

    さて、アメリカ人的なるもの - 地下生活者の手遊びのつづき。 ご存知のお方は多いと思うけど、生きとし生けるものは聖書に書いてあるとおりに神が創造したというのは自然科学的な事実だという、創造科学とかいう馬鹿一派がメリケンで発生しておりますにゃ。おおまかなところはhttp://members.jcom.home.ne.jp/natrom/をみてもらえばわかるし、その動向を詳しく知りたければ忘却からの帰還がいいと思いますにゃ。 世界最大のキリスト教教会であるカトリックが教義上も進化論を否定してにゃーのは、聖書の文言を象徴体系にのっけて解釈することが是とされているからだと思いますにゃ。このことは、宗教共同体である教会、ひいては知的エリートである職業的聖職者の権威を教義解釈に際して尊重するということを意味していますにゃ。いじわるな言い方をすれば、教義解釈が知的エリートに任されてるのならば、科学の成果

    聖書逐語解釈というシロモノ - 地下生活者の手遊び
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    icchan0000 2010/09/14
    言語機能からする逐語霊感説批判。自然言語を使う限り比喩や象徴すなわち「解釈」から逃れられない。逐語霊感説は、自身の解釈をテキストの「神性」に依って押し付ける抑圧。
  • ソクラテスの弁明:カルトとは何か〜カルトの歴史にみるその歴史的本質その1

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    icchan0000 2010/08/25
    全4回の連続エントリ。"「カルト」…は社会の至るところに存在しており…カルトを生み出した時代背景とその精神を考えるならば…我々は、決してカルトに無縁ではいられない社会に生きているのである。"
  • ソクラテスの弁明 : カルトが教会化するとき

    2005年08月13日23:40 カルトが教会化するとき ウィリアム・ウッド氏の著作『教会がカルト化するとき』というタイトルにもある様に、今、一部の教会がカルト化している様に見える。記憶に新しいのが、「聖神中央教会」の元主管牧師金保(きん たもつ)被告が信者の少女に対する暴行容疑で逮捕された事件である。この事件の被害者は計7人、起訴件数は22件にも上っている。この事件で特筆すべきは、この教会は、いわゆる「カルト」とは見なされていなかったことである。その証拠に、同教会は、事件が起きるまでは「正統的なプロテスタント教会」として認識されていた事実を多くのキリスト教関係者が指摘している。この事件に対する社会の大多数の反応は「教会がカルト化する危険性を端的に示した事件」であったと記憶している。 しかし、一部には「教会の牧師らが性犯罪を犯す事件は決して珍しいことではない」という意見があったのも事実だ。

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    icchan0000 2010/08/25
    "ロックが産業化され、ある意味でメイン・カルチャー化してくように、「カルト」もまた既存の宗教的権威を巧みに利用しながら、表面的には「教会」としての偽装を成して社会の内部に入り込んでいく"
  • 殉教 日本人は何を信仰したか - 情報考学 Passion For The Future

    ・殉教 日人は何を信仰したか 「日における殉教のあり方は、世界のどこにもない特殊なものである。ローマ時代、キリスト教徒が迫害された時代は別として、わずか二十数年という短期間に確実に四千人を超える大量の殉教者が出たことは稀である(松田穀一「日切支丹と殉教」)。特に日における殉教は、後述するようにいかなる勧誘にも拷問にも屈せず行われた点で、特筆すべきものだと思われる。」 江戸時代のキリスト教弾圧は有名だが、実際には内面の信仰を厳しく問うわけではなく、表向き信仰を捨てたふりをすれば容易に許される程度のものだったそうだ。しかしキリシタンたちは、迫害されて死ねば天国に行けると信じて、敢えて役人が管理するキリシタン名簿に載りたがり、捕まると進んで信仰を告白し、厳しい拷問にも屈せずに死んでいった。 著者はキリシタン弾圧の実態を史料を読み解くことで、当時の政治的社会的な背景や実際にとられた政策を明

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    icchan0000 2010/07/05
    “当時の政治的社会的な背景や実際にとられた政策を明らかにしていく。また…遠藤周作「沈黙」の、フィクション的な歴史認識の偏りを正していく。なぜ死を賭してまで当時の日本人信者は信仰に固執したのか。”
  • Amazon.co.jp: 現象学と見えないもの: ミシェル・アンリの生の哲学のために (西洋思想叢書): 庭田茂吉: 本

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    icchan0000 2010/04/05
    デカルト、フッサール、ハイデガー、メルロ=ポンティ、レヴィナス、フーコー、山形頼洋などと対話を交わしながら、「見えないものの現象学」であるミシェル・アンリの「生の哲学」への歩みを追及する。
  • 僕たちの思うようにならないモノ - 地下生活者の手遊び

    前回エントリの補足やらなにやら 科学と宗教の機能的相同性 現代に生きる僕たちは、科学というものを総体として「信じる」のが多数派ではにゃーかと思いますにゃ。個々の科学者は確かに名誉欲や権力欲、金銭欲に駆られた存在かもしれにゃーが、客観的なる自然というものは厳として存在し、その自然を追求するほぼ唯一の方法が科学なのだから、科学を「信じる」しかにゃーわけだ。 代替医療やニセ科学を信じ込んで現代科学を否定するヒトタチは確かにいるけれど、彼らが現代科学を否定しているのは陰謀やら権力が科学に介在していると思いこんでいるからであって、実は科学そのものを否定しているわけではにゃー。むしろ彼らは科学が大好きといっていい。 僕たちの思うようにならにゃー自然というものは確かに存在し、それを探求するのが科学ですにゃ。僕たちニンゲンの思い通りにならにゃーものはある。自然の前で僕たちニンゲンはあまりにも矮小であるとい

    僕たちの思うようにならないモノ - 地下生活者の手遊び
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    icchan0000 2010/03/05
    “僕たちが放り込まれたこの無慈悲にして豊饒なる世界のことを…僕たちは神と呼び、あるいは自然と呼ぶのです”神と自然は絶対的他者性という共通点を持ち、社会的機能も共通している。納得。
  • ララビアータ:過ぎ越し――佐藤優『自壊する帝国』について - livedoor Blog(ブログ)

    このについては、既に亀山郁夫氏が『文学界』8月号で取り上げている。書の稀有の魅力と美点については、亀山氏の意見にほぼ同意できる。その点をここでは繰り返すことは避けて、むしろいくつかの批判的考察を付け加えたい。 ここで強調しなければならないのは、我々の批判は、佐藤氏のの魅力と力を構成する点と不可分であるということである。 亀山氏は、旧ソ連の様々に異なる立場の人々が、佐藤氏に対して次々に胸襟を開き、貴重な情報を与えるのに驚嘆しながら、「それは、何と言っても、自己保身を求めないまっとうな政治家の前では、人並み以上に膝をおる誠実さが「マサル」自身に備わっていたからだ。まさに「人間力」。」と述べている。 私には、この点は「人間力」だけでは説明がつかないように思われる。むしろ、氏の神学的素養が問題なのではないだろうか?モスクワで、氏が反体制派や異端派の知識人群に迎え入れられるきっかけが、モスクワ

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    icchan0000 2010/03/03
    『自壊する帝国』を巡って。神学者ゆえにロシア政局で存在感を発揮できたという指摘。“情報官僚としての価値は十分に認めた上でなお、それに過度に魅せられる我々自身の心の声には、警戒すべきものがある”に同意。
  • ララビアータ:鹿島茂『吉本隆明1968』 - livedoor Blog(ブログ)

    私は吉氏の良き読者とは言えない。何度か読もうとしたことはあったが、理解できたと思えるまでには至らなかった。友人知人たちの中には、吉氏を称賛する者たちも少なくなかったが、彼らから説得的と思える吉弁護論を聞くことはできなかった。おそらく吉氏のような在野の独創的思索者の場合、その理解には固有の難しさがある。その諸説を何らかの普遍的枠組みに位置づけるには、独自の翻訳が必要になるからである。ここで「在野」というのは、既成のアカデミックな組織に身を置かないという意味ではなく、通常のアカデミックなディシプリンを身に着けずに思索を続けるという意味である。この意味では、例えば長谷川宏氏などは「在野」ではない。大物では、スピノザなどは在野の典型かもしれない。 また、吉氏の思想を紹介することが難しいのは、それが読者自身の思索的拠点を問い返すことを要求するために、各個人ごとに吉氏との出合い方が個人的な

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    icchan0000 2010/02/27
    吉本の大衆概念の限界。主体性は教理と現実の対立に創起する。“キリスト教の教条が、「大衆の現像」を(少なくとも近代日本の大衆の現像を)まったく繰り込んでいないことを、根本欠陥と見なすべきであろうか?”
  • 科学はやはり宗教だった?(追記アリ - 地下生活者の手遊び

    タイトルには煽り成分が含まれております。 アボリジニの画家 「DNAの分析から、人類の起源はアフリカというが、私は信じない。 アボリジニの歴史が偽りで、ただの神話だというのなら、信じなくても構わない。 しかし私たちは違う。アフリカ起源説など信じない。 私たちはここで生まれた。」 遺伝学者 「とても複雑で難解ですが、私が話した起源説はあくまでDNAの歴史なのです。 ヨーロッパ人のルーツをさぐる研究です。 それが私たちのソングラインです。 科学が、私たちに唯一残された歴史を解明するための手段なのです。 ソングラインです。 欧米人には科学しか残されていません。 あなたたちには必要ないものです。」 アボリジニの画家(うなずいて 「私たちは知っている。 天地創造も生まれたわけも。」 ジャーニー・オブ・マン:人類の軌跡より 遺伝子マーカーを用いて人類の系統樹を作成することを試みている集団遺伝学者スペン

    科学はやはり宗教だった?(追記アリ - 地下生活者の手遊び
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    icchan0000 2010/02/25
    “社会からどのような役割が期待されているか、という点において、科学と神話・宗教はそんなに違うものなんだろか?”「科学と宗教は次元が違う」というロジックへの疑問。心揺さぶられる論考。納得するところ多し。
  • Amazon.co.jp: 神の痛みの神学: 北森嘉蔵: 本

  • Amazon.co.jp: 神の痛みの神学 (講談社学術文庫 743): 北森嘉蔵: 本

    icchan0000
    icchan0000 2010/02/17
    在庫なし…
  • Amazon.co.jp: キリスト教神学入門: アリスター・E. マクグラス (著), McGrath,Alister E. (原名), 真砂実,神代 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: キリスト教神学入門: アリスター・E. マクグラス (著), McGrath,Alister E. (原名), 真砂実,神代 (翻訳): 本
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    icchan0000 2010/02/13
    “神学の歴史・方法・内容を一冊で網羅。最新の情報と議論に基づき、しかも古代から現代までの神学のテーマを系統的に学べる。”ユーザレビューの評価むっちゃ高い。ただし7875円(>_<)
  • Amazon.co.jp: 科学者は神を信じられるか―クォーク、カオスとキリスト教のはざまで (ブルーバックス): ジョン・ポーキングホーン (著), 小野寺一清 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: 科学者は神を信じられるか―クォーク、カオスとキリスト教のはざまで (ブルーバックス): ジョン・ポーキングホーン (著), 小野寺一清 (翻訳): 本
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    icchan0000 2010/02/13
    “神の存在、神による世界の創造、奇跡、キリストの復活などについて、理論物理学者としての科学的な基盤から独自の神学を展開している。”
  • Amazon.co.jp: 神と科学: 超実在論に向かって: ジャンギトン (著), 幸田礼雅 (翻訳): 本

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    icchan0000 2010/02/13
    “現代最高の哲学者と気鋭の物理学者が、現代科学の到達点が暗示する超越的存在の謎に迫る。” @TakashiNagano さんにご推薦いただいた。
  • Amazon.co.jp: 聖書のフェミニズム―女性の自立をめざして: 絹川久子: 本

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    icchan0000 2010/01/27
    "著者の論点は、 今までの主な解釈者が男性であったため聖書は男性的な解釈が多かったものの、ちゃんと読めばそうではなく、かえって女性を解放するものであるという読み方をしているのである"
  • Amazon.co.jp: 女性の視点で聖書を読む: 絹川久子: 本

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    icchan0000 2010/01/27
    男性による機能的聖書解釈法でなく、女性の視点からこれまでの聖書の理解で見過ごされてきたものを補い、女性と男性が等しい地平に立つことはどういうことなのかを模索した試みの講演記録を再構成