シカゴには、リーマン・ショックが残した穴がぽっかりと今も口を開けています。 場所は言われないとわからないんですが、上空から見るとGoogle Earthとかでは嫌でも目につきます。深さ23m。魂が吸い込まれそうな黒い穴です。 不動産バブル絶頂期、ここには米国一高いビル、世界で2番目に高い超高層ビル「スパイア(尖塔の意)」が建造される予定でした。 高さ610m、総工費10億ドル(1000億円超)、設計はあの1メートル1.5億円のワールドトレードセンター新駅で名高い建築家サンティアゴ・カラトラバ。完成すれば、ぐるぐる渦巻きながら空を目指す地底探検車のようなビルになるはずでした。ところが… 2007年に着工し地階の穴を掘った辺りで、サブプライム危機で各地の高層ビル建設が続々頓挫。2008年秋にはリーマン・ショックとなり計画はあえなく頓挫します。 巨額の損失の穴が一段落した今も、「現実の穴をどうす
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